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お客様の立場で考える!

皆さん、おはようございます!
急いては事をし損じる。昨日はそんなことを感じた一日でした。年末に向けて仕事の追い込みをと考え、少しばかり無理をして仕事の段取りを組んでいたのですが、必ずしもその通りに物事が進むわけではありません。気を取り直し、余裕を持って取り組みたいと思います。



先日、久しぶりにM&Aアドバイザリー会社時代の同僚と中央線沿線のとある赤提灯でお会いしました。彼はM&A業界の20年選手のベテランであり、今ではM&Aアドバイザリー会社の経営を任され活躍している現役です。最近では中小企業の事業承継が増え、その分、新たなM&A業者の参入も増えてしまい、M&A市場も大きく様変わりしているようです。


私がM&A業務に携わっていた時はまだ、大手企業すらM&Aという経営手法に知見がなくどちらかと言えば密かに事を進めるといった感じだったと思います。ところが今では情報化社会ということもあり、パソコンで検索すればM&Aに関する情報が簡単に得られるようになり、その意味では企業の規模に関わりなくM&Aが市民権を得ているといえるでしょう。


当時はまだ事業を売却したいと考えるお客様は少なく、その様なお客様を探すことがM&A会社の大切な役割であったと思います。ところが現在では、バトンズやトランビといったM&Aサイトに売却情報がいとも容易に掲載されるようになっています。結果、売却したいといった情報の希少性も薄れ、むしろ買収する資金力のある企業の方が重要になっています。


その様な市場環境の中で、M&A会社の役割もまた大きく変わって来ているとのことです。
ただ単に売却情報を探すことなく(=希少性高い大型M&A情報は別として)、M&AのWebサイトマッチングの様にM&A手続き自体を仕組み化してしまうか、M&Aに取り組みたい企業のために経営戦略(=M&A戦略)を提案できなければならないということです。


中小企業の社外CFOを務める私自身、そのサービスアイテムの一つとして時々、第三者事業承継(=M&A)に関わることもありますが、確かに中小企業にあってもM&Aの情報は日常茶飯事にいとも容易く駆け巡っているという印象があります。その様な中小企業からは、やはり経営を行っていく上での戦略として取り組むべきか否かという相談が多いです。


どの様な方法でM&Aを行うべきか、またそれを幾らくらいで購入することが妥当であるかという具体的な相談にまで及びます。日頃から、その中小企業の経営理念に基づきビジョンを描き、それを実現していくための方策を具体化すべく、市場環境を踏まえて事業の強み、弱みを浮き彫りにし、具体的なアクションプランに落し込むことを主な業務としています。


その様な備えがあってはじめて、M&A、金融機関からの資金調達、更には新たな事業立ち上げや新商品開発に繋げることができるものと思います。その様な意味で、知人との話しは合点がいくものでした。しかし、私の経験値として、まだまだ中小経営者の多くは、日々忙殺されており、大局的に経営の戦略を描き管理して行くことまで出来ない現実もあります。


その様な中小経営者の立場に立って、自らも経営に参画する立場としてベストな経営ビジョンを描きながら、それを実現して行けることが楽しくもあり強みだと思います。ただ単に、
お客様を支援するという立場ではなく、自らもまた自分ごととしてお客様とともに事業を創っているという独自の遣り方を深めながら「まちづくり」に貢献して行ければと思います。


今日もありがとうございます!
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