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創造的な経営マネジメント!

皆さん、おはようございます!
オフィスの窓から映し出される街路樹の葉が赤く染めだし、朝の慌ただしさの中にも心和ませてくれます。秋の昇り始めたばかりの緩やかな朝陽が窓越しに差し込み顔を照らし、生きる躍動感を感じる時です。これらハーモニーを一身に受け止めて今日も一日を始動します。



仕事とは社会や他者の役に立ってはじめて遣り甲斐を感じるものだと思います。人間はそれを糧として自らの創造的な活力を高めていくものだと思います。いまの大手企業をはじめとするピラミッド型階層組織は、個々の仕事が縦割りで標準化され過ぎてしまい、社会や他者との関りが希薄になっているところに働き甲斐を感じられない課題があるように感じます。


いまの企業社会は、もっと人間の心理に目を向けるべきだと思います。企業社会が産業革命により機械による少品種大量生産を実現し、いかに機械を効率よく働かせるかに主眼を置いてきたのと同じような考え方で、そこで働く人間をも管理してきたことに問題があるでしょう。人間とは感情の動物であり、それが満たされれば如何様にも能力を発揮するものです。


いまイノベーションの必要性が叫ばれています。イノベーションとは、所詮、人間が織りなす知識活動における新たな概念の発見に過ぎません。それは白地のキャンパスに絵の具を入れる様なものではなく、既定の概念を見つめ直すことにより、僅かばかりの新しい考えを付け加える程度のものだと思います。その為には現状の矛盾に目を向けるべきなのでしょう。


企業社会もそこで活動する人々を同じ文化や規律で縛ることなく、個人個人が思い思いに行動できる自由で自律的でフレキシブルな人間主体の緩やかな協働体(=フラットな組織)へと移行させて行くべきでしょう。その様な共創環境の中から、新しい事業や商品が生まれてくるものであり、人々や企業同士が緩やかに連携し合う土壌を根付かせる必要があります。


今までの企業というものは、ヒト、モノ、カネという経営資源を活用して、それを如何に効率よく運用して高いパフォーマンスを享受するかが問われてきましたが、それはモノ、カネに偏重したマネジメントです。これからはもっとヒトに焦点をあてるべきですし、これから必要となる情報(=知識)という経営資源はヒトに宿るものであることに留意が必要です。


その意味では、経営の羅針盤となる財務諸表について、モノ、カネといった資源を網羅的で端的に表す英知を結集したツールとして非常に便利な利器だと思います。しかし、そこにはヒトが生み出す付加価値としての無形資産が表現されておらず、時代の変革期においてそこから無形のヒトが創出する価値をも透視しながら複眼的に読み取っていく必要があります。


ただ単に財務諸表に羅列されている数字形式を鵜呑みにすることなく、そこからどの様な利害関係者との権利義務関係で有機的に構成された商品、製造装置、資金を活用してベネフィットを獲得しているのかを構造的に読み取っていくことが不可欠です。その際に、モノ、カネという数字のコンテキストを埋める、ヒトが生み出す英知まで読み取ることが必要です。


必要なのは、事業構造の実体をどこまで理解するかであり、それを客観的に俯瞰するツールとして財務諸表は様々なことを私たちに示唆してくれるものと思います。これからの知識社会における経営には、何よりもヒトの心を理解することが大切です。創造的な経営マネジメントを行っていくためには、財務会計に経営心理を融合させた知見を持つことも必要です。


今日もありがとうございます!
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