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個性は原点に立ち返る!

皆さん、おはようございます!
最近のトイレは、JRもサービスエリアも格段に綺麗になり喜ばしい限りです。以前、勤めていた会社の上司の中には、トイレは収益に結びつかないから、資金を賭けてもしょうがないと言う方がいました。されどトイレこそその会社の社風を現わす鏡ではないでしょうか。



最近、大学時代より心に秘めてきた将来に対する希望、夢といったものは、それから数十年が経過しても変わらぬ個性なのではないかと感じることがあります。確かに、その希望や夢といったものと現実との狭間の中で、様々な能力や技術を身につけて行く上で、目先の仕事の忙しさに追われてしまい、その時々は必ずしも将来を意識していないものだと思います。


しかし、それがその人の持って生まれた個性とでも言うのでしょうか、長い目で見て振り返ってみますと、必ずしも学生時代に思い描いたキャリアパスとは異なるかもしれませんが、概ね自身が目指していたところに向かって歩み続けるものでしょう。その意味では、大学を卒業して最初の仕事となる会社というものは、将来を見据える上で大切なんだと思います。


私の場合、寸前のところで実現しなかったのですが、地域の人々が交流することにより経済の活力を高めたいという理由から、航空会社や旅行会社へ勤めたいと思っていました。今も当時も高嶺の花の業界だと思いますが、学生時代より自転車で日本全国津々浦々巡って地域の方々と関わった経験、人好きが嵩じて心理学を学んだことが個性として定着しています。


現実は、夢が果たせないなら自分に最も縁遠いと感じていた金融や財務を通して地域に関わってやれということで地域金融機関に勤めた経緯があります。入社後は、地域の中小企業や家庭の営業を行いながら、自然と金融や財務の知識を身につけて行ったように思います。その様な折に、学生時代に関心のあった会社の中途採用を見つけ、躊躇なく転職しています。


その会社は、リゾート開発、ホテル開発、都市開発などの事業をインキュベーションするディベロッパーで、自ら事業を創る仕事を身につけたいという欲もありましたが、地域の開発を通じて人々、経済を豊かにしていきたいと考えていたと思います。当初は商業施設開発に携わっていましたが、バブル経済崩壊とともにその会社を再建せざるを得なくなりました。


この会社で勤務した時間の大半を会社再建業務に費やしたのですが、その業務は非常に勉強になり今のスキルの礎になっていると言える反面、この期間は自分の希望や夢といったものが自らのスキルを高めることにすり変わった期間であったかもしれません。2000年代初頭に会社を自主整理した後、経験を乞われてM&Aの世界に転じたことが思い返されます。


M&Aといえば、経営、金融、財務に跨る業務であり、企業の経済価値の算定に魅せられ、休日には大学院に通いながらM&Aの書籍を読み漁った記憶があります。流通業界や化学業界のM&A戦略を構想しながら、自律的に仕事に関わっていた充実した期間だと思います。
しかし、ハタと気付いたのが企業価値の源泉が人間の持つ創造力にあるということです。


それ以来、創造力の研究がライフワークの様になっていますが、自分ごととしての仕事になってしまっていることに気付き、改めて中小企業の世界に身を転じたのが丁度10年前になります。それ以来、今までの経験、スキルを活かすべく「共創の場」の提供を通して地域の活力を高めて行くことが私の具体的な目標となっています。自らの個性は変わりませんね。


今日もありがとうございます!
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