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近未来を構想する!

皆さん、おはようございます!
秋が駆け足でやって来て、半袖では肌寒さを感じてしまいます。毎朝5時に起床しますと、つい最近まで外は既に明るくなっていましたが、いまはまだ薄暗く6時頃になるとようやく明るくなってきます。日々の生活の中では余り感じませんが、季節は移り変わっています。



いまの社会は、おびただしい数の製品やサービス(=商品)に満ち溢れており、もうこれ以上、新たな商品を世に送り出す余地がないのではないかという状況にあります。1997年をピークに、生活者の可処分所得もピークアウトし減少に転じています。その様な中でも、日夜、新商品の開発に明けくれているのが供給者たる事業者の宿命なのかもしれません。


情報技術革新、コロナ禍により生活者の行動様式も価値観も変わりつつあるこの頃ですが、私たちの生活の中に確実にスマートフォンや自動運転車という情報機器が普及しているところを捉えると、陳腐化し社会から消え去っていく商品が多数ある一方で、新たな商品が創出され続け、既存の商品の置き換えが凄まじいスピードで為されている現実があるようです。


いま社会で起きていることは情報革命の最中にあり、私たちの生活様式を一変していくことでしょう。商品を供給する側は、ものづくりの自動化、ソフト化を推し進め、単位あたりの生産コストが益々低下していくものと思います。それに伴いモノの価格が下がれば、私たち生活者のメリットは大きいのですが、可処分所得が上がらないというジレンマに陥ります。


一方、その様な時代の過渡期を通じ、私たちはニューノーマルを模索しているのも事実であり、個々人が思いおもいに自分ならではのライフスタイルを描こうとしています。生活時間の大部分を占めるワークスタイルも変わり、消費することの意味がモノからコトへと変わる中で、生活者が追い求めているのは物量的な満足感から質量的な意味に変化しています。


それは企業に資本を集中させ大量生産大量消費する社会から大きく転換し、精神的な豊かさを追い求める生活者主体の個性的な社会になることでしょう。確かに供給者側が技術力を駆使してCASE(=つながるクルマ、自動運転のクルマ、カーシェアリング、電気で走るクルマ)の様なインフラを整えて行くこれまでのプロダクトアウト型の発想も必要でしょう。


しかし、これからの時代は、これまでにないマーケットイン型の発想で生活者の期待に応える商品を創り出していく必要があるでしょう。それを極限にまで突き詰めて参りますと「生産消費者=プロシューマー」という言葉に行きつくように思えます。個々の消費者のウォンツに近づけば近づくほど、自分が欲する逸品はオートメーションでは作れないからです。


この様に考えを及ばしていきますと、極論、一部の情報産業(=ここでは自動車産業も情報産業と捉え直しています)を除き、規模の経済を追求すること自体、意味が無くなるのではないかとすら思えてしまいます。情報技術の進展が商品のオーダーメードを可能とするようになるからです。機械によりどこまで手作り商品が持つ風合いを出すかは別問題として。


未来を予測することは難しいですが、これからの時代、質の高い中小・個人事業者が情報技術によりネットワーク化され、持てる互いの資源を共有しながら少量生産少量消費に応えて行くようになると思います。それを実現するために、マーケティング、生産、物流といった領域において、情報技術を駆使したプラットフォームを備えることが必要だと思います。


今日もありがとうございます!
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