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コミュニティ・オーガナイザー!

皆さん、おはようございます!
昨日は開店間もないスターバックスへ行き、朝からBGMを聞きながら気分の良い朝を迎えました。苦味の利いたオータムブレンドのストレートコーヒーを片手に、久しぶりに気分転換に手にした「行動ファイナンス」の本を読みながら、やはり人間の心理は面白いです!



これからは企業の大小、法人か個人かに拘わらず、緩やかな連携、協業により新たな事業や商品を創出していく時代になると思います。企業は、いままでの産業構造の枠組みの中で、自分たちの役割に傾注し、標準化、効率化を進めてきた結果として、非常に同質性の高い企業文化を育んできてしまいました。その結果として企業内外の垣根がそびえ立っています。


その様な状況の中では、イノベーションを惹き起すことは難しく、もっと「英知」の融合を図っていかなければならないと思います。その為には、単に偶然の結果として「英知」の融合を待つのみでなく、それを計画的に誘導していくことが必要だと思います。人財の流動化が起こり易い人事制度とすべく、日本型雇用慣行を見直していくことも一つの考え方です。


社内のオフィス環境について、フリーアドレスを導入することも然り、在宅勤務がニューノーマルになる中で、積極的にコワーキングスペースを活用して異業種の人々が積極的に交流していくことも必要でしょう。その様な人々の交流を促すために、コミュニティマネージャーなる人財を配置することも必要ですし、人々が交流する「場」が何よりも大切でしょう。


極論すれば企業も理念と目的を共有する「場」であることから、もっと人々が自由に出入りできる共創の場にしていく必要があるでしょう。組織集団の中に、異質な文化的背景や専門性を持つ人々が入りこむだけで、組織というものは一時的にハレーションを起すかもしれませんが、やがて人間としての信頼関係が生まれ、組織に活力が生まれてくることでしょう。


M&Aやアライアンスについて、目先の経済合理性に基づいて行われることが多いと思います。資本力にものを言わせて一方の企業が他の企業を支配することに念頭に置くばかりでなく、当事者同士の企業理念を理解しあい、互いが持つ事業資源を有機的に結合して、どうすれば新たな事業や商品が共創できるかという建設的な対話も不可欠ではないでしょうか。


その為には、まず共創するために必要なコンセプト(=構想)を打ち立てる必要があるでしょう。互いに手を取り合う目的たる、夢、ビジョンといったものです。いまの日本の企業、個人はこのコンセプトを描く力が減退してしまっていると思います。企業とは言ってもその拠り所は個人に依存しますので、もっと個人が夢やビジョンを描いても良いと思います。


独創的コンセプトを打ち立てることが出来る人財が、企業同士、個人同士を結び付け、新しい事業や商品を共創するお膳立てをすれば良いと思います。その為のシチュエーションに配慮できる木目細やかさも必要でしょう。M&Aやアライアンスのアドバイザーも本来そうあるべきですが、現実には当事者同士の利害関係の調整に終始してしまっていると言えます。


コミュニティマネージャーも、場を通じて人々の関係の仲を取り持つだけではなく、もっと積極的に人々が共感できる独創的コンセプトを発信して、自然と人々が集まってくる仕掛け作りが必要だと思います。これはある意味、ビジネスオーガナイザーに通じるものかもしれません。人間が好きであり、夢やビジョンなどで人々を惹きつける魅力が大切な時代です。


今日もありがとうございます!
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