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骨太の事業計画書!

皆さん、おはようございます!
日々、精力的に活動をしていますと自分が望んでいた良いことに巡り合うものです。自身の行動というものは、無意識のうちに潜在意識の中で自分の志向に合わせて取捨選択しながら行動しているものであり、当然そのような機会に巡り合う確率が高まるからだと思います。



事業を営んでいる、若しくはこれから創業し事業を営もうとしている方々が直面するのが金融機関や投資家から資金調達をする際に事業計画書を作成しなければならないことです。おもむろにエクセルシートを開き、数字を羅列しながら損益計算書なるものをみよう見真似で苦心しながら作成しているのではないかと思います。避けて通りたいのが本音でしょう。


今まで数百もの事業計画書に目を通し、また自らも作成してきた経験から申しますと、エクセルシートに数字がぎっしり詰まっていようが、逆に余白が多いかどうかに拘わらず、一見するだけで直ぐにその出来の良し悪しが分かってしまうものです。単に数字が羅列されているに過ぎない事業計画書ですが、要点を押さえているかどうか直ぐに俯瞰出来るものです。


羅列されている数字のバランスとでもいうのでしょうか、起点とする最初の売上がどの様に推移していくのか、また売上に対する経費構造が妥当であるのかという全体の収まり具合がどうか目に飛び込んできます。どこかに無理があったり、逆に間延びしていたりしますと全体のバランスが歪に目に映ります。計画書が熟考されたものであるのか想定がつきます。


なにもプロ裸足に卒なく作成しなければいけないということではなく、自らの事業について良く考え抜かれているかが大切です。その様な事業計画書というものは見栄えに関係なく直ぐに見て取れるものです。経営者の事業に対する思いが込められた事業計画書というものは、それを見る側にとってもそれが伝わってくるものであることを忘れないでください。


経営者が自分の人生を賭けて実現したい社会の課題解決というものは、即ち事業理念にあたることになります。骨太の事業計画書というものは、この事業理念に非の打ち所がないほど迫力があり、それが実によく事業計画書に表現されているものです。事業理念とは、経営者の生き様そのものであり、独り哲学をしなければ浮き上げってくるものではありません。


その事業理念を出発点として事業を構想していく訳ですが、経営者が思い立った事業構想について、商品の価値を安定的かつ継続的に提供していく人間関係や法人関係(=ビジネスモデル)が整合的であり、きちんとキャッシュポイント(=売上)も描けていることが大切です。ビジネスモデルが描けていれば、その事業の経費構造も想定がつくものと思います。


その上で、事業そのものの強みや弱み(=内部環境)、市場環境から見た事業機会や事業にとっての脅威をきちんと整理できていれば良いと思います。事業の強みと事業機会を兼ね備えている点を基軸として事業を成長させていくことが必要です。同時に事業に弱みや市場環境に脅威があるのなら、その課題を如何に改善して行くかを考えていく必要もあります。


そこまで整理できたら、具体的に何を、どの様に、何時迄に、どの程度の目標で実行していくかアクションプランとして落し込んでいくことです。ここまで辿りついて、初めて数値計画として損益計画に纏めて行くことが可能となります。その様にして作成した事業計画というものは、単なる数字の羅列ではなく、数字に意思が籠っており立体的に見えるものです。


今日もありがとうございます!
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