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地域を経営する!

皆さん、おはようございます!
9月も最後の金曜日です。今週は4連休もありましたので、時間が経つのが早く感じます。今日は月末の支払の為に銀行へ行かなければなりませんが、25日なのできっと混んでいることでしょう。毎月の定例業務ですが、今になってもお金の遣り取りは神経を使います。



一般的に経営といいますと、産業や業種ごとに括られたた縦割りの企業経営を指し示すと思います。経営とは「事業を営むこと。また、その運営のための仕組み。」を表しますが、大手企業などでは複数の事業を営むため、その経営もそれら複数の事業のシナジー効果を高めるように、ピラミッド型の階層状にバリューチェーンの仕組みが構築されているでしょう。


大手企業発展の経緯を踏まえますと、創業である業種を基礎として、事業の標準化や効率化を追求しながら大量生産大量消費型の事業を確立し、垂直方向に事業を成長させてきた訳ですから、企業が縦割りに成長してきたことは当然の帰結だと思います。しかし、その様な企業のあり方が今の社会にとって最適と言えるかは疑ってみる余地があるかもしれません。


ここで少しばかり視点を変え、地域に点在する各々の中小・個人事業を地域で事業を営む為に必要な要素機能と見立て、それぞれの要素機能を有機的に結合しながら様々な事業を創出し成り立たせるとしたら、それは縦割りの事業ではなく、横割りの事業になるのではないかと考えたりします。言い方を変えれば、面としての地域事業になるのではないでしょうか。


縦割りの事業ばかりですと、どうしてもその縦割りの際に空白が生まれてしまい、最近ではその空白地帯が広がりつつあるものと感じてしまいます。それは、見方を変えれば縦割り企業が供給する商品に対する需要が減退する一方、むしろ生活者はその空白地帯に新たなニーズを感じているが、その需給ギャップを埋める供給者が存在していないからだと思います。


言い方を変えると、生活者は生活シーンに応じて商品を消費していますので、その商品という「点」ではなく時間が連なる生活シーンという「面」で商品を提供する必要があるのではないかと思います。それは、一重に地域という面に根差していくことを意味するものと思います。その為には、地域という横割り視点で事業を営む事業者が必要だということです。


地域で生活をするうえで必要な課題を事業を通して解決する地域経営の視点を持った企業の誕生が待たれるところです。地域の中小・個人事業者という地域資源を共有した新しい事業を構想して、それを実際にオーガナイズしながら共創事業を創出し、それら新しい事業をマネジメント(=経営)ていく役割を担う、地域基盤という「面」を経営する地域企業です。


今までの縦割り社会であれば、行政システムがその際を埋める役割を担ってきたのでしょうが、緊縮財政の中で、また行政システムが持つ採算性意識の欠如から、それを地域経営する企業が代替していけば、提供される商品の質も一段と向上しますし、経済が地域の中で循環するようになります。その為には、民間企業の合理性を持った経営が待たれるでしょう。


地域の中小・個人事業者の経営にもコミットし、共に事業を構想し、企画開発力とマネジメント力を活かしながら新しい事業を組み立てて行く視点が必要です。財務数字からビジネスモデルと利害関係者との契約関係を読み解き、それをブラッシュアップさせながら地域内での新しい関係を構築していく能力を活かす、地域づくり会社を創出していくことでしょう。


今日もありがとうございます!
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