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働き方が創る新常態!

皆さん、おはようございます!
都心へ参りますと、いつも変わらず高層ビル群がたたずみ、その合間の歩道を足早に行きかうビジネスマンたちがいます。外形的な描写は何も変わらない様に見えますが、ビジネスマン個々人は、ニュー・ノーマルを求め心の中で揺らぎが生じているように見えます。



日々、社会の動向をつぶさに見ていますと、コロナ禍により端を発した在宅勤務、リモートワークといった働き方が、単なる感染拡大を未然に防ぐための一過性の緊急対応ではなく、いままで多くの働き手が抱えてきた仕事に対する矛盾を是正する機会として受け止められているように見えます。必ずしも原則出社とはなっていない状況から見て取れます。


コロナ禍を切っ掛けとして、それまで長い時間会社に居ることが美徳とされる、会社に時間で拘束されていた働き方を正そうとする機運が根底にあるように思えます。日本では、長年、時間を単位として業績が評価される仕組みでしたが、時代の変遷とともに、仕事のあり方も変わり、個人の裁量で成果を評価する枠組みの方が合致すると言えるでしょう。


メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に雇用形態が変わりますと、より働き手の専門性が問われ、どの企業で働くかは会社が指し示す経営理念やビジョンといったものと、個人が持つ理念が一致するかどうかに関わることになります。それだけ個人の生き様、価値観、ライフスタイルといったものと仕事をリンケージして考えるようになると思います。


企業も終身雇用で働き手を雇い入れるのではなく、経営方針に従ってプロジェクトごとに必要な専門家に仕事を「任せる」という形態に変わっていくことでしょう。その結果、人財流動化が激しくなり、働き手はノマドの如く仕事の状況に従って働く場所を変える、究極的には個人事業者の集まりの様になると思います。当然に社会保障の改編も必要です。


企業は硬直的な階層をもつピラミッド型の組織から、より柔軟でフラットな組織へと変わりゆくことでしょう。いま、副業や兼業といった働き方が取り沙汰されていますが、働き手が自分の人生の目的に従って自由に仕事を選択していくことが可能になると思います。
人間は、仕事を通じて自分の人生の目的を達成していきたいという心理が働くものです。


一方、いまの産業や会社といったものは、必ずしも私たち生活者が困っている事象や領域について、全てに応えられている訳ではありません。産業や会社の手の届かないニッチで未開拓な事業領域が存在しています。そういった領域はこの働き手たる個人事業者たちにとって、新たに糧を得るだけではない、自分が生きがいの持てる領域になると思います。


その結果として、社会全体からみれば、いままで解決されてこなかった社会問題を解決していく糸口となりますので、とても住みやすい社会となるのではないでしょうか。私たちの価値観、特に働くことに対する価値観が変わったときに時代は大きく動くものと思います。いままで慣習として従ってきた事象の意味が変わり、その再定義が必要な時代です。


当然その様な中に新たな需要が生じてきます。それを見出し、様々な事業を再定義していくこと、すなわち個々人が新常態を思い描く中にこそ、これから私たちが精神的に豊かな生活を現実のものとしていく答えが隠されているものと思います。いままでの旧態依然とした慣習に捉われることなく、いまの社会に対する問題意識を持つことが必要でしょう。


今日もありがとうございます!
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