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情報化社会における働き方!

皆さん、おはようございます!
リモート会議に慣れ切ってしまいましたが、やはりリアル会議に勝るものはないと思います。要点を絞って意見交換するにはリモート会議ほど効率的なものはありませんが、リアル会議ではお互いの暗黙知を交換し合い、アイディアを創出することが出来るからです。



コロナ禍により、人々の働き方に対する認識が一変してしまったように思います。それまで会社のオフィスに赴き、決められた就業時間に自分のデスクで仕事をすることが当たり前でしたが、在宅勤務やリモートワークが広く採り入れられ、企業も働き手も必ずしも働く場所を会社に限定しなくなっています。これ程、価値観が変わると思いませんでした。


その一方で、お子さんを抱えるオフィスレディは、自宅での仕事に集中しようにも子供の面倒を見ざるを得ない状況の中で、会社からは就業時間内は仕事をせよというお達しの中で、どの様にリモートワークを行って良いのか悩まれている方も多いようです。お子さんたちも母親が自宅にいれば、容赦なく母親に甘えて来るので致し方ない部分もあります。


日本の働き方のどこに問題があるかといいますと、折角、柔軟な働き方ができるリモートワークが採り入れられても、就業時間に捉われていては本当の意味での働き手各々のライフスタイルにあった働き方ができているとは言えません。リモートワークの良さは、仕事の生産性を高めることにあっても、必ずしも時間効率を高めることだけではありません。


生産性といいますと暗黙のうちに時間効率ばかりを考えてしまいますが、それは工業化社会における工場の生産設備の稼働効率に依拠する考え方であって、その基本的な考え方を私たち働き手にも準用しているに過ぎません。原価計算の仕組みを想起すれば分かりやすいかもしれません。それでは情報化社会における生産性とはどの様なものなのでしょう。


生産設備の生産性はAIを活用すれば最適な状態で運用してくれる様にまでなっています。知識社会における働き手としての人間に望まれる生産性は、標準化された業務を滞りなく終わらせることではなく、やはり考える力であり、新たなアイディアに基づいて事業を創出したり、商品を企画開発するなど、AIには出来ない成果を出すことでしょう。


その様な創造的な生産性が求められている時代であるにも拘わらず、工業化社会における生産性の尺度で計ろうとすること自体に無理があると思います。では、どの様な尺度でこれからの時代の生産性を測るかといいますと、それはやはり「成果」でしかないと思います。会社と働き手が合意した目標に対して期待される成果が得られるかどうかでしょう。


今回、リモートワークを多くの会社が採り入れましたが、急なコロナ禍の到来により、そこまで体制を整えていた会社は皆無でしょう。ただ、既に時間効率で業績評価することがそぐわなくなった結果として、成果により評価する人事制度に移行している会社も増えて来ていることは事実の様です。その様な企業はリモートワークが機能しているようです。


リモートワークによる在宅勤務の話しは働き方の形態の問題であり、それ以前の問題として業績評価システムを「時間」から「成果」に変えることが根底にあります。その意味では、いままでのチームワーク型雇用から成果を重視するジョブ型雇用に変えるべく、企業の中で議論が始まっていることは当然のことでしょう。これからは成果が求められます。


今日もありがとうございます!
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