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望まれるビジネスオーガナイザー!

皆さん、おはようございます!
ビジネスを行う上では、当事者それぞれがWIN-WINの関係を築けなければ、長続きするものではありません。各々の長所である技を引き出し、それを束ねて最大の効果を享受することが理想です。これからの時代、ますますその様な関係が求められるでしょう。



スマートシティ、Maas(=運営主体を問わず、ICTを活用することにより自家用車以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念)、CASE(=つながるクルマ、自動運転、カーシェアリング、電気自動車)など、情報化社会における新しい商品、サービスの枠組みが見え始めています。


その何れもが、既に社会に存在する建物、移動手段、エネルギーといったインフラを情報通信技術によってシームレスにつなぐことにより、いままで部分最適であったものをもっと人々にとって使い勝手の良い全体最適を目指しているように見えます。個々の企業が独自に最適を目指すことに留まらず、企業横断的に全体最適を図っていく必要があります。


例えば、自動車メーカーを捉えますと、いままでのように単に品質の良いクルマを生産するだけではこと欠き、新たにスマートシティ、Maas、CASEへの取り組みをはじめています。しかし、これまでのクルマを企画開発、生産する技術だけでは、それらを現実のものには成し得ず、情報技術、通信技術を持つ企業との連携が不可欠となっています。


自動車メーカーに限らず、通信業、情報業、不動産業、建設業、運輸業、サービス業の何れもが、各々が自社の事業領域で部分最適を図っていては、社会から求められているニーズに応えられなくなっています。この企業同士が連携し合い、社会全体の全体最適を目指すことが時代の要請であり、これからの社会の潮流であるとみることが出来るでしょう。


このことは、誰かが来るべき社会に望まれるビジョンを描き、そのビジョンのもと個々の企業がそれを実現すべく協力し合うことが望まれる訳です。それは、いままで社会の常識であったことが非常識となるような、価値観や慣習、固定観念の転換を迫られていることを意味します。ものごとには定義付けがなされていますが、それを再定義する必要です。


トヨタ自動車のような力ある大手企業であれば、自らビジョンを描き異業種他社企業との連携関係をつくっていくことも可能でしょうが、これからは大手企業の下請けに甘んじてきた中小企業も、一定の地域におけるビジョンを描き中小企業同士が連携していかなければなりません。その為には、その地域社会ビジョンを描く書き手が必要かもしれません。


これからの時代、いままでの社会の定義を再定義すべくビジョンを描き、それを実現していく役割を担う存在が不可欠だと思います。その様な役割を担う存在をビジネスオーガナイザーというのかもしれません。いまの社会では、その様な役割を担うビジネスオーガナイザーは存在していませんが、これからの時代には必要不可欠な仕事だと思っています。


本来、オーガナイザーといえば商社やディベロッパーがその役割を担ってきましたが、目先の商売に終始してしまっており、ビジョンを描き切れずにいます。ビジョンを描くことだけを取り上げれば、トヨタ自動車の方が先を行っているのかもしれません。加えてオーガナイザーに必要なのが、利害関係を調整してビジネスの形として整えて行くことです。


今日もありがとうございます!
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