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スキルを活かす働き方!

皆さん、おはようございます!
時間内に限られた資料から会社の経営状況を読み解く場合、いかに想像力を働かせて小間切れとなった情報の行間を読み解くかが鍵となります。その会社がおかれた業界の特性や利害関係者たちの人間模様などについて想像力を膨らませることが不可欠となります。



事業を起そうとする場合、一般論として社会との関わりの中で自分自身が受け止めた使命感にも似た「理念」に突き動かされて、自然と身体が動きだすものかもしれません。社会との関わりの中で捉えた課題について、自分なりの方法であるべき姿(=「ビジョン」)を描きだし、解決しようとする熱い思いにまで昇華していることが必要かもしれません。


この理念とビジョンが必要なことについては、昨日のブログにも記させて頂いております。そして、もう一つ大切なのが「自分なりの方法」だと思います。自らが築き上げてきた経験、スキル、能力といったものを通して社会を見渡すことになると思いますが、その自分なりの視座がなければ、理念にまで昇華しませんし、ビジョンも思いつかないでしょう。


このことは、事業を起そうという人に拘わらず、私たちが会社に勤め仕事をする場合でも、まずは自分の出来ることややりたいこと(=自分なりの方法)があって、それを活かして会社を通してどう社会に貢献(=会社の理念、ビジョンの共有)していくかを考えるものと思います。人間は、自分なりの視座で理念を掲げ、人生の目標を描いて行くものです。


ただ、事業を起そうとする人たちは、少しばかりその思いが強いのかもしれません。また、理念やビジョンというものは、自分なりの経験、スキル、能力が深まっていけば、当然にそれとともに深まり、より具体的かつシンプルになっていくものかもしれません。サラリーマンの場合、若き志がその会社組織に染まれば染まるほど薄らいでいくように思います。


しかし、これからジョブ型雇用へ働き方が改革されますと、サラリーマンと言えども自らの経験、スキル、能力を自律的に深めて行く必要が出てきます。そうすると、必然的に自分の理念やビジョンといったものが深まっていかざるを得ないことになります。企業が持つ理念とビジョンと自分自身のそれらが一致するか否かがクローズアップされるでしょう。


会社の理念やビジョンを共有できない場合、それを共有できる会社へ転職するか、自ら事業を起すことになると思います。その意味で、ジョブ型雇用を導入するということは、それだけ人財の流動化をもたらすことになり、人々の自律性を高めて行くことになるのではないでしょうか。その為にも、自分自身の経験、スキル、能力を確立させる必要があります。


自らの経験、スキル、能力を深めるということは、ただ単にある得意領域について知識として頭に留まっているだけでは足りず、自分の身体でそれを会得している必要があります。その職人芸とも思える領域にまで達してはじめてお客様のご要望に対して臨機応変にお応えできるのでしょう。その上で、理念やビジョンに従い社会と関わることが望まれます。


これからは、変革の時代といわれています。それを実現するためには、多くの人々が、まずは自分ならではの理念、ビジョンを持ち、自らの経験、スキル、能力といった特定領域のプロに徹することだと思います。その為には、一つの特定領域について、10年、20年、30年と、どんな逆境にもめげることなく遣り通し続けること以外に近道はありません。


今日もありがとうございます!
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