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天職を知る!

皆さん、おはようございます!
個性は人それぞれですが、中にはとても職人気質な方がいらっしゃいます。自分の仕事に拘りがあって、何でも自分で遣ろうとしてしまう。それはそれで、自らの腕が磨かれ良いことなのですが、その場合でも自分の領域を定めてあまり広げないことだと思います。



コロナ禍の後押しによりリモートワークを採り入れる人々が増え、日本でもジョブ型雇用(=職務を限定し成果により評価される雇用契約のこと)を導入する企業が増える気配を見せています。それまでのメンバーシップ型雇用(=1つの会社でキャリアを積んでいく日本型の雇用)を見直し、もっと能力と成果に応じた評価体系にすることが狙いです。


これまでのメンバーシップ型雇用は、仕事に携わった時間で報酬などを評価する仕組みですが、モノをつくれば売れた時代とは異なり、必ずしも時間をかければが業績に繋がる訳ではありません。また、新卒一括採用して、その企業固有の仕事のあり方を広く習熟することが、組織として柔軟な対応が出来る訳でなく、低い生産性に甘んじざるを得ません。


それは、日本の企業の仕事のあり方が転換点を迎えているのであり、いままでの一糸乱れぬ集団体制が必ずしも生産効率を高める訳ではなく、むしろ将来に対して不透明感があるこれからの時代においては、働き手個々人が創造的な仕事によって最高の成果を上げていかなければ、企業も立ち行かなくなってしまうでしょう。全体最適から部分最適です。


その意味では、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へと変わりゆくことは、当然の成り行きだと受け止められます。終身雇用によるジョブローテーションにより企業の専門家になるより、ある特定の職務領域の専門家になる方が、定年退職に拘らず会社を変えて行けますので、人生100年時代においても長きに渡り働くことができるでしょう。


そうすると、当然に働き手としての経験や能力を自らの責任において高めて行く必要が出てきます。その為にも、まずは学校を卒業してから初めて就く職務にける専門領域を20歳代のうちに決める必要が出て来るでしょう。若い時なら、ある程度は職務を変更することも可能でしょう。学生時代より自分の興味ある仕事を考えることも必要だと思います。


私の場合、学生時代の意中企業に入社できず、それなら一層のこと自分が最も不得手とする金融の世界に飛び込もうと思い立ち、地域金融機関で社会人生活のスタートを切っています。もし、意中企業に入社出来てたら間違いなく就社となりその企業のオーソリティ?になったかもしれませんが、いまの様に専門性を身に付けることはなかったでしょう。


その後、金融に飽き足らずに自ら事業を計画する側に就きたいと思い、20歳代中盤で総合不動産会社に転職し思い通りのキャリア形成を果たします。そればかりか、当該会社の再建計画を作るという大役まで担うことが出来まして感謝しています。そこで得た事業再生というスキルの幅を広げるべく、M&Aの世界にまで足を踏み入れることになります。


40歳後半でサラリーマン生活を辞した後は、中小ベンチャー企業のCFOやCEOを務め経営の立場で、企画開発や広い意味での財務に携わって参りました。一つの職務の中で様々な企業文化に触れ、また自ら事業を創業、廃業する経験を積むことを通して、その職務における幅が相当に広がっています。これがジョブ型雇用の参考になればと思います。


今日もありがとうございます!
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