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CFOという仕事!

皆さん、おはようございます!
自分の好きな仕事が出来るということは、考えてもみればこれほど贅沢なことはないのかもしれません。個人会社であれば事業を営む上でリスクを一身に受け止めなければならないということもありますが、経験値を深めさえすればリスクを軽減することができます。



CFO(=最高財務責任者/Chief Financial Officer)の存在をご存知でしょうか。株式を公開している大手企業であれば、差し詰め財務係数面から経営を管理したり、資金調達を行ったり、外部の投資家とのリレーションを図りながら、会社の経営効率(=生産性)を上げ、株価を高めていくことを主な任務とする企業内での責任者ということになります。


最近の大手企業では、CSO(最高戦略責任者/Chief Strategy officer)、CHO(最高人事責任者/Chief Human Resource Officer)など、バックオフィスの各部門毎にC×Oという呼称が乱用され過ぎており、些か経営に対する責任の重みが軽んじられている感じがすることも否めません。細分化により機動力が欠けてしまうのではないでしょうか。


従来、C×OといえばCEO(最高業務執行責任者/Chief Executive Officer)を頂点に、COO(最高執行責任者/Chief Operating Officer)とCFOが経営を司っていたといえます。CEOは経営の最高責任者であり、事業運営の責任者であるCOOとバックオフィス全体を管掌するCFOのトロイカ体制により、スピーディーな経営が執行されます。


この場合のCFOの役割は、財務、経理、税務、経営管理といった部門を管掌する狭義のCFOとは異なり、経営企画といった戦略に起点を置きながら会社の成長をナビゲートする視点からバックオフィス全般を管掌することになります。ここまでは教科書に書かれている内容ですが、CFOに本当に求められている能力は次の点ではないかと思います。


それは、①リスクマネジメント力、②人財マネジメント力、③事業開発力です。事業というものは、もともとその裏腹にリスクが付きまとうものです。新たに事業を起しても、そこに潜在するリスクに足下をすくわれ、なかなか利益を享受するまでには至りません。事業で利益を得られるかどうかは、そのリスクをマネジメントする能力に他なりません。


言い方を変えれば、ある特定の事業分野においてリスクを回避するプロとしての能力があるから、お客様に対して品質の高い商品を安定的に提供することが出来るわけです。そのリスクマネジメント力によってお客様からお金を頂戴出来るとっても過言ではありません。また、それを会社として根付かせて行くには、人財を育成していく必要があります。


そして、これからの時代、人財が決まり切った仕事をこなすのみならず、自律的なアイディアや考えに基づき事由に事業を創っていく能力を身につけて行って頂く必要があると思います。その為にはジョブ型雇用の採用、副業制度の導入、異業種出向など、組織マネジメントが不可欠になるでしょう。そうやって事業開発力を高めていく必要があります。


これからは、この3つをマネージメントする能力がCFOに求められると思います。大手企業におけるCFOは、事業の結果である株価をテクニカルに高めることに終始しており、中小企業はCEO、COOならぬ取締役は存在するものの、CFOという概念が頭にないところが大方ではないかと思います。CFO自体、進化し続けなければなりません。


今日もありがとうございます!
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