本田圭佑氏らがファンド設立!
皆さん、おはようございます!
自粛期間中のリモートでの仕事に慣れたせいか、解除後の仕事も以前の様に毎日外出することもなくなり、時間を持て余し気味です。いかにお客様とお会いする為の移動に時間を取られていたかが浮き彫りとなっています。新しい日常での仕事の質を模索中です。
プロサッカー選手の本田圭佑氏やネスレ日本前社長の高岡浩三氏らが、健康管理アプリのFiNCテクノロジーズ(=東京、千代田区)創業者の溝口勇児氏と連携し、スタートアップに投資するファンドを立ち上げるそうです。6月にファンドを設立し、個人投資家を中心に20億円規模を集め、健康や教育などの分野の国内企業に投資を行う計画です。
ファンド名は「WEIN挑戦者ファンド」。単にスタートアップに投資を行うだけに留まらず、採用やマーケティング、財務などの機能をファンドに持たせて投資先を支える他、3氏が中心となってファンド傘下に新規事業を生み出すスタートアップを設立する構想もあるそうです。投資家と事業主体が対立しがちな中で興味深い取り組みだと思います。
ファンド投資領域としては、健康やエンターテイメント、SDGs(=持続可能な開発目標)関連などの分野で社会課題を解決する技術を持つ国内企業を想定しています。出資後も起業家の挑戦を手厚く支援したり、大手企業とスタートアップの連携を進めながら経営ノウハウを伝える役割を担うなど、日本初イノベーションの後押しを目標としています。
故に、個人から資金を集めるファンドに続き、今後設立を予定する2つ目のファンドでは100億円規模を大手企業などから集めることを目指しているそうです。投資リターンを最大限に追求するファンドビジネスが乱立する中で、国内の投資先企業が確実に成長できるように支援することに手厚いところがWEIN挑戦者ファンドの特徴だと思います。
それは、長年、海外チームでプレーをしてきた本田氏の「国内」や「健康」への拘りや、外資系企業ネスレ日本のマーケティングに強い生え抜き日本人社長として定評のある高岡氏のやはり「国内」や「健康」への拘りを、健康管理ビジネスを営むFiNCテクノロジーズの溝口氏の方から声掛けをし思惑が一致したのがファンド設立の切っ掛けでしょう。
なかなかファンドビジネスの顔が見えない中での布陣であり、個人投資家にも訴求力のある、とても上手いファンドの設立方法だと思います。新興企業にとって、なかなかコスト負担的にも手が回りにくい人財採用、マーケティング、財務などのバックオフィス機能をファンド内に持たせ、新興企業には事業開発に集中して貰うことも大切なことでしょう。
これまでの新興企業でしたら、事業開発や事業運営に加えバックオフィス機能という攻めと、守りの業務の両方を自ら担わなければならず、それはあたかもアクセルとブレーキの両方を軽妙に踏み分けなければならない経営の舵取りの難しさから解放されるという意味では歓迎すべきことだと思います。バックオフィス機能の外注が定着すればと思います。
大手企業ならいざ知らず、新興企業に留まらず中小企業においても、バックオフィス機能がきちんと確立している企業は少ないものです。事業を司っていく上で、無くてはならない機能ですが、混沌としたそれら事業体においては、なかなかそこまで手が回らないのが実情でしょう。そうであれば、一層のこと外注してしまうことが自然の流れでしょう。
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