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人々の営みが支える社会!

皆さん、おはようございます!
子供の頃より旅行などへ一緒に行き、良く知る次男の友達が晴れて副操縦士となり定期便の運航にデビューしたとの連絡が写真付きで届きました。20歳の時に航空大学に入学してから実に6年余りの訓練期間を経ての快挙に、思わずエールを送らざるを得ません。



経済をマクロ的に見ますと、とかく鉱工業生産指数が10%近く落ち込んでいるなど、産業や企業が取り沙汰されることが多いと思います。確かに世界各国のGDPを支えているのは企業セクターが生み出す付加価値であることは疑う余地がありません。企業業績が悪化しますと景気に大きな影響を及ぼし、企業の需要を刺激する政策が打たれたりします。


しかし、その企業はあくまでも擬制法人であり、私たちが経済を営む上での必要から便宜的に創り上げた人格に過ぎず、それを支えているのは私たち生活者個々人の営みの集合体であるということが出来ます。本来、企業を支える私たちのアイディアや考えといった英知が、もっと企業という組織集団に反映され企業に活力をもたらしても良いと思います。


高度経済成長時代の日本の企業、商品を作れば飛ぶようにものが売れた時代であれば、企業という枠組みの中で働く人々も、汗水をたらして働いた結果が昇給、昇進というかたちで個人に還元され、非常にエネルギッシュに仕事に取り組んだものと思います。ところが、現代は何が売れるのか分からない、企業の将来も不透明な時代へと突入しています。


生活者のニーズも多種多様化するなかで、それに応えていくためには規模の経済を追い求める企業という枠組みすら過分なものとなっているのかもしれません。企業というものは、効率性や生産性を追求するあまり自らの規模を拡大し続けてきましたが、その固定費を賄う売上を維持できなければ、逆にそれが足かせとなり自らの存続すら危ぶまれます。


このような時代に考えてみたいのが、企業に焦点をあてるのではなく、生活者個々人がどのように営み、糧を得て生計を成り立たせていくのかということです。いまは会社に出勤し、決められた仕事をして給料という糧を得る方々が多いものと思います。その様な日常では、自ら商品を提供して稼いでいるという感覚が薄らいでいるのではないでしょうか。


働くことの原点は、自らの労力を費やし、何かを生産し、それを自己消費するか、他者に販売もしくは交換することにより生計を立てることだと思います。少しでも豊かな暮らしが出来るようにする為には、自らの知恵と肉体を総動員して生産性を高めることに集中する必要があります。機械化の難しい1次産業を思い浮かべれば分かりやすいと思います。


いまの企業における仕事は、分業化と標準化が進み過ぎ、働く個々人の立場から稼ぐことの全体像を俯瞰することが難しくなっていると言えます。その様な組織化が進んだ企業からは活力は生じ得ないものでしょう。もっと、個々人の持って生まれた稼ぐ力を信じ、組織の枠組みを排し、誰しもが事業を考え営むフラットな形態へと変える必要があります。


組織とは一時期の便宜的な器に過ぎません。時代が変われば、その時々にあった働き方に変えていく必要があります。働き手が主であり、企業は従たる存在であることを忘れてはならないと思います。人々個々人が、稼ぐという感覚で英知を集結して日々の生活を営んでこそ閉塞感から脱することができ、新たな輝かしい未来が切り開けるものでしょう。


今日もありがとうございます!
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