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マッチングビジネス!

皆さん、おはようございます!
光陰矢の如し。本当に一週間が早く感じます。今週は火曜日に久しぶりに帰宅時間が午前様となったこともあり、少しばかり疲労感も溜まっています。今週やるべきことを全てこなし、思いどおりの結果が得られたので、この調子を来週に繋げていければと思います。



通常、マッチングビジネスといいますと、不動産仲介業やM&A仲介業の様にある一定のモノを売りたいという人と買いたいという人の仲立ちをして手数料を得ることを生業としている事業者を指します。ただ単に、売り手と買い手の仲立ちをするに留まらず、その際にどれだけ付加価値の高いサービスを提供できるかも大切なポイントとなるでしょう。


不動産仲介業であれば、売買しようとしている対象不動産の権利義務関係や形質状況などを重要事項説明書に纏めて買主に交付することが法律で定められており、一種の既得権益としての付加価値となっているといえるでしょう。M&A仲介の場合であれば、売買対象事業の事業価値算定や契約書の作成などの専門知識が付加価値となっていると言えます。


不動産やM&Aなどは、既にメジャーなマーケットとなっており、多くの仲介業者がそこで切磋琢磨しながら事業を営んでいますので、自ずと提供するサービスのクオリティーも高まって行くと言えるでしょう。これらの市場に新たに仲介業として参入しようとしても、よほど売主や買主に対する強い営業力を持っていなければ難しいと考えられます。


一方、同じマッチングビジネスでも、畳の張り替えのようなニッチなマーケットであるならどうでしょう。いまは街中を歩いていても畳み屋さんを見かけることは、ほとんどないと思います。それでも日本の家屋で和室と言えば床は畳みと相場は決まっていますので、市場は小さくとも畳みの張り替えという需要は少なからずや存在している訳なのです。


また、少ないながらも畳職人も存在している訳ですが、これら畳職人がホームページを掲載し、SNSなどの媒体で販売促進を行っているなどという話しは聞いたことがありません。そして、そこに目を付けた若者がおり、畳みの張り替えをしたいお客様と畳職人とを畳みの張り替えプラットフォームをWeb上に用意して行うマッチングビジネスです。


謂わば、畳職人の営業代行にも似た仲介事業なのですが、全国の畳職人と連携してなしを付けることにより、社会にとって有用な利便機能として充分にビジネスが成り立ってしまう訳です。ニッチな市場だから成立するビジネスと言えますが、これと似たようなマッチングビジネスとして、造園や看板書きなども存在していますので、参考になります。


そうであれば、そこにヒントを得て、クラフト商品を製作する中小零細企業や職人、これからプチ起業しようとする生産消費者(=プロシューマー)等、モノづくりは出来るが販売する力を持たない方々を対象として、消費者にそれら商品を紹介するプラットフォームを提供し、効果的なプロモーションを代行すれば利便性が高まるのではないでしょうか。


考えてもみれば、商社という業態の機能も、国内と海外という地理的な格差を利用して、それらをマッチングして成り立っていた事業であるということが出来ます。いまの時代で言えばアマゾンが、より小規模事業者や消費者の間を取り持ち、その役割を代替しようとしている様にも見えます。アマゾンのTVコマーシャルがそれを物語っているでしょう。


今日もありがとうございます!
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