誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

起業する時に考えるべきこと!

皆さん、おはようございます!
自粛期間中、流石にお客様との遣り取りを電話とメールで済ますことに限界があり、Webミーティングを行うことが増えています。慣れてみますと、とても良いツールだと思います。伝えるべき情報により活用すべきツールを取捨選択する術を会得しつつあります。



お客様から、新たに事業を立ち上げることや買収により新規事業を収得するご相談を受けることが多々あります。その様な時に、まずご質問するのが、その新たな事業の事業採算性ではなく、新たな事業を行おうとしている方にとって、その事業が向いているのかどうか、なぜその事業を手掛けたいと思うに至ったのかという個人的な動機づけの部分です。


ただ単に、その事業が時流に合っているからとか、その事業が儲かりそうだからという理由では、その事業を始めても上手く行かなくなると考えています。事業を行うということは、明けても暮れてもその事業に関わり続けて行かなければならないですし、その上で、飽くなき好奇心にも似た探究心を持って、その事業を深掘りし続けなければなりません。


頭の中でその事業を考えているだけでは、到底、その様な自らの事業に対する執着心や粘り強さを持って事業に関わり続けることに限界があり、事業を進めていく内に段々と当初に思っていた「思い」が薄れていくと考えられるからです。新規事業に拘わらず、その道で大成していく為には、一生を掛けてその道をやり遂げ様とする熱い思いが不可欠です。


やはり新たに事業を始める時にも、自らがそれを志した思いがどれだけ身体に刻まれているか、いままで生きてきた過去の経験の中のより印象的な出来事に基づいていることが必要だと思います。その様なセンセーショナルな体験を切っ掛けとして、その事業を選択していることが、その事業をやり抜き、その事業を大成させる上で大切でしょう。


もちろん、中にはお金や事業に対する強い執着心があり、粘り強く楽しみながら一つのことを遣り続けられる方もいらっしゃるかもしれません。それも、一つの事業を行う上での根拠となり得るものだと思います。その様な方にソフトバンクの孫正義さんが思い浮かびます。必ずしも裕福な生い立ちを持っているせいか、お金に対する執着心が物凄いです。


お金を稼ぐために事業家になろうと考え、起業にあたってIT業界がこれからの時代に伸びそうだからとIT業界に飛び込んだことは有名です。それでも子供の頃から電子機器をいじくることが好きだった経験もあるようです。セコム創業者の飯田亮さんも同じ様なタイプの方といえます。飯田さんの実家は酒の卸問屋で、兄弟みな事業家となっています。


この様に見ますと、やはり新たに事業を始める際には、それに先だって何故事業を行いたいのか、若しくは何故その事業なのかという点において、自分の強い思いを過去の経験に照らし合わせて問いかけてみることが必要だと思います。付け焼刃にも似た、その時の頭で考えた動機や損得勘定では、事業に対して到底太刀打ちできるものではありません。


あとは、事業は独りで行えるものではありませんので、ビジネスライクな良き仲間に恵まれることも必要でしょう。グループダイナミクスの中での各々の思いが混ぜ合わさり、進むべき事業の方向が定まって行くものではないかと思います。大手企業においてもイノベーションが希求されていますが、それを動かすのは人であることを忘れてはなりません。


今日もありがとうございます!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する