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事業の本質!

皆さん、おはようございます!
二人の息子がおります。各々に異なる道を歩んでおりますが、目的地は二人とも同じ方向を目指しているように見えます。いままで自由気ままに本人任せで自分たちの道を選ばせてきましたが、親が為し得ていない夢を凌駕すべく頑張っている姿が頼もしく見えます。



事業を行うためには3つの資源が必要だといわれています。ヒト、モノ、カネであることは言わずも知れたところですが、最近はこれに情報が付け加わり、4つの事業資源と捉えられています。各々の事業資源にバランスよく配分しなければ、円滑な事業運営には覚束ないでしょう。しかし、これからはその中でもヒトが事業を大きく左右すると思います。


それは、新たな時代の変革期において、旧態依然とした事業を排し、多くの新しい社会事業を育むことにより、私たちのこれからの精神生活を豊かにしていく必要があります。新たな事業を育んで行く為には、これまで私たちが蓄積し確立してきた知識に新たな時代の要請を織り込みながら、新たな知識に変容していくことが望まれていると思うからです。


言葉を変えて表現するのであれば、既に普遍化された形式知に、再度、私たちが経験を通して身につけてきた直観や閃きといった暗黙知によって、その意味解釈を捉えなおす(=視点をズラして見る)必要に迫られていると感じます。それを実現するのは、私たち人間の日々の営み以外に為し得ず、糧を得るための活動が事業ということになるでしょう。


事業といいますと、大手企業が営む盤石なそれを指し示している様に捉えがちですが、中小企業であっても、個人事業であっても規模の大小に拘わらず人々が糧を得るための活動を意味します。異なるのは、中小企業や個人事業というものは、働く一人ひとりの個性が色濃く事業に反映されるのに対し、大手企業のそれは没個性的と言えるかもしれません。


盤石な事業基盤を築く為には、そこで働く人々の個性により事業が揺り動いては安定した利益を享受できなくなります。それに関わる人々の仕事を標準化し、万一の時に人々の代替が利くようにしていると言えるでしょう。それが規模の経済を追求する為の合理性なのかもしれませんが、その様な環境の中からは新しい商品や事業が生まれ難いと思います。


事業を維持していく為には安定と変革の両面が必要ですが、それらは相容れないものであり、仕事における個性と没個性は分けて捉えるべきでしょう。事業を安定化していく過程で蓄積してきた洗練された知識を維持伝承していく為には、標準化された形式的な枠組みの中で捉える必要がありますが、変革していく過程では形式に捉われてはいられません。


標準化された形式的な枠組みに全く異質なものと融合させる中から、今までにない新たな枠組みが形づくられていくものではないでしょうか。その意味で、事業を長きに渡り維持していく為には、安定の中にも一種の揺らぎのような不安定をも享受できる柔軟さが必要だということが出来ます。安定と不安定を行きつ戻りつ事業は進化を遂げるのでしょう。


それは、事業を通してヒトが織りなす営みに他なりません。ヒトは安定(≒没個性)を求めるものですが、一方で個性を求める存在でもあります。個性の源は、人間に備わった知的好奇心だと思います。ヒトが事業を営む限りにおいて、事業は進化し続けていくものです。いま改めて、事業という営みの中でヒトに着目される理由がそこにあるのでしょう。


今日もありがとうございます!
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