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サラリーマンと事業主!

皆さん、おはようございます!
今年は、正月休み明けの仕事始め早々から急を要する出張があり、休みボケする間もなく忙しいスタートを切れてホッとしたのも束の間、毎週のように出張予定が入ってしまっています。しかし、今年こそはゆとりをもって今後の展開を見つめて行きたいと思います。



サラリーマン時代も自らの遣りたいことを追い求め、自律的に行動してきたつもりですが、いざ自ら事業を起すべく行動しようとしますと、自らが本当に手掛けるべき事業が分からないというのが正直なところだと思います。単に頭で考えた遣りたいことではなく、もっと自らの原体験にも似た深い思いがないと、手足が前に出て来ないものです。


その意味では、サラリーマン時代の仕事というものは、どの様に難しい仕事であっても、それはやはり会社から与えられた仕事であり、既定路線上を歩んでいるにしか過ぎないことを実感します。明日のことも分からない中で自分の思いのみで歩みを進めて行くためには、自らの夢に対する強い情熱が必要であることを思い知らされた脱サラ経験でした。


また、競争の厳しい社会において、自らの思いがマーケットに受け止められ、かつそのマケーットの中で競争に耐えうる自らのスキルを兼ね備えている必要があることは申し上げるまでもありません。2年余り試行錯誤を繰り返しながら、時間ばかりを費やす結果となり、一旦、スタートアップ企業に身を寄せることに方針転換をした思い出があります。


どうせなら自らの財務ノウハウを活かしながら、スタートアップ企業の生態を隈なく学び取ろうと考え、音響機器メーカーを目指している企業で再度サラリーマン生活に後戻りです。オーナー社長の強烈でエネルギッシュな個性によって牽引されている中小企業でしたが、私にとっては非常に風通しのよい事業を学ぶのに打って付けの職場でした。


営業と技術が中心の企業でしたので、経営管理業務全般を存分に任せてもらうことができ、また委託生産先である広州(=中国)の工場やシンガポールへの出張まで行かせてもらうなど、自らの見聞を広げるには絶好の環境だったと思います。同僚との風通しも良く、会社を辞めたいまでもその時の仲間たちと親交を暖めさせて頂いております。


その様な満たされた環境でも自分の起業という目標は捨て去れず、その機会を窺いながら仕事に邁進していたと思います。その様な時に、やはり情報家電のファブレスメーカー(=自らは工場を持たない委託生産するメーカー)を営んでいた知人が、株式公開を目指して新たに起業することになり、CFOとして参画させて頂くことになりました。


ゼロからの事業立ち上げであり、経営の立場として事業を切盛りしていくことに何も迷いはありませんでした。創業年度よりメガバンクより融資を受けたり、ベンチャーキャピタルや一部上場企業より出資を受けるなど、順風満帆な滑り出しです。営業力を強化するために、中小同業他社をM&Aにより買収することなども自らの力で行っています。


無名の企業でしたが、ゼロから全てを自分の力で立ち上げていくプロセスは、非常に自らの力を試す良い経験であったと思います。株式公開に向けて監査法人対応を行ったり、大手量販店向けオリジナルスマートフォンの受注に際しては、メガバンク3行を束ねて協調融資を取り付けるなど、自らの人脈も広がり、何より自信に繋がったと思います。


今日もありがとうございます!
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