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自分の道を歩み出す!

皆さん、おはようございます!
長年、起業することを夢見てきた若き知人がその夢を実現しました。自らが手掛けるべき事業に迷うことなく、これまで培ってきた経験をそのまま活かした自然体の起業です。
まずは今のまま基盤を整えながら、少しずつ夢を織り込んで行けば良いと思います。



大学を卒業して地域金融機関での仕事を振り出しに、大手化学メーカーを後にするまでの20年余り、どちらかと言いますと企業組織の分業化された歯車として働くというよりも業務を自己完結させるプロジェクトや特命事項の業務が多かったことが幸いし、財務を礎としながらも組織横断的に課題を解決することに意気を感じて業務を推進してきました。


そこでは自らの専門性を突き詰めながらも、それを軸としながらも会社再建やM&Aといった幅広い知見を総動員しながら経営課題を解決してきた経験を通して、完全にT字型の人材として自らの能力が育まれて来たと思います。一方で、そのことは大手企業、特にメーカーの様な専門性を尊び、分業体制を敷く組織には当て嵌まり難いことを意味します。


そうは言うものの、この20年余りの間、サラリーマンとして過ごしてきたのは事実であり、その企業固有の枠組みの中である意味あてがわれた仕事に携わってきた訳です。自ずと自らの視野が狭めてきてしまっていることが否めません。大手化学メーカーを後にする時に、次に自らが取り組むべきテーマを見出せなかったというのが正直なところです。


財務やM&A、会社再建業務というのは方法論であり、目的には成り得ません。もともと、いつかは起業したいと思っていたこともあり、その後2年余り、自らが取り組むべき事業のテーマ探しに明け暮れていたことが思い出されます。M&Aアドバイザリー会社で業務委託社員として働く傍ら、自己研鑽に時間を費やしていたことが思い返されます。


それまで実務で習得してきた財務知識を理論として体系立てるために大学院に通う一方で、自然科学や社会科学といった多岐に渡る本を読み漁り、セミナーへ参加することにより、自らの視野を広げる期間でもありました。その時の結論は、今の社会は全てが満ち足りているが、新たに生まれる社会の課題を事業を通して解決していこうということです。


いまでこそ社会の風潮がSDGsの様に、企業は過去に築き上げてきた成功に甘んじることなく社会貢献することが強く求められますが、当時はまだまだリーマンショックに見るように行き過ぎた資本、経済合理性といった考え方があたり前であり、いまでもまだその余韻が残っているものと思います。その様な社会に疑問を持ち始めた時期でもあります。


もっと技術の粋を結集して、スマートシティやコンパクトシティといった言葉では表せない、人間主体の社会を形成していけないものかと考え始めた時でもあります。単にハードウエアばかりではなく社会の仕組みとしてのソフトウエアを充実させ、中央集権的(=全体最適)な社会の仕組みを地域分散(=部分最適)社会に移行させる必要があると。


その為には、いまの企業を中心とする社会での働き方を変えて行く必要があると思うに至っています。こうやって振り返ってみますと、どうも自分なりに納得して腹落ちしないと次なる一歩が出ない性格の様で、企業のサラリーマンには向いていないタイプなのかもしれません。その後、様々な失敗をしながら起業という茨の道を歩み出すことになります。


今日もありがとうございます!
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