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新たな時代の幕開け!

皆さま、明けましておめでとうございます!
今年のお正月は、天気にも恵まれ、新しい令和の時代の幕開けを感じさせます。
思いおもいに、新たな年の目標に考えを巡らせていることでしょう。平成までの慣習に捉われない新たな発想で、自身にとって心地よいことを実現していけば良いと思います。



明治維新以降平成までの時代をオールドエコノミーだとしたら、この令和以降のニューエコノミーはどの様な時代になるのでしょうか。オールドエコノミーでは、物量的な暮らしの豊かさを享受していくことが、経済の拡大再生産につながり、安定した生活を保障する唯一のコンセンサスであったと思います。先進諸国を模倣し、追いつき追い越せと。


日本の企業の多くは、海外で成功している事業を輸入し、それを日本独特の勤勉さと精緻さにより世界でも有数の品質を兼ね備えた商品へと昇華させることにより成功を収めてきたということが出来ます。その意味で、日本企業の強みの源は、事業を適応させる為の分析力や課題解決力といった、現実に即した事業オペレーション力にあると言えます。


しかし、バブル経済およびその後の失われた30年は、日本の経済も物量的な商品が暮らしの中に行き渡り、経済が飽和状態に陥っていると言うことが出来ます。生産性や効率性を追求する企業間の不毛の競争が、いまの社会を殺伐としたもの変容させ、人々を息苦しくさせています。いま必要なのは、これからの社会のあるべき姿を思い描く力でしょう。


ニューエコノミーでは、事業の分析力や課題解決力よりも、社会の課題を探しあて、それを具体的に実践していく創造力と行動力が何よりも必要とされる時代であると考えます。生産性や効率性といった過去の経験に依拠する事のない社会の課題に、私たちが暮らして行くための意味を見出して行く、洞察力や感性といった能力が重んじられる訳です。


いまの企業は、オールドエコノミーの慣習の捉われ過ぎてしまっており、なかなかニューエコノミーへの転換が出来なくなっています。規模の経済を効かせ、物量的な効率性のみを追求し汎用品を提供する仕組みでは、企業が辿る道は業界再編による寡占化しかなくなってしまいます。情報化社会の進展による多様な社会とは逆行した動きです。


これからの時代は、いままでの様に事業規模の如何に関わらず、多様な社会に対していかに個性的な商品を提供できるかが問われると思います。中小企業であっても、自らの事業の特性を生かして、成長していくことができるでしょう。SNSなど、情報技術革新により、世界中の個人を対象として自社の商品を広めて行くことが可能です。


大手企業の様に全てを自前主義により、1社内にあらゆるリソースを全て取り揃えることなく、持たざるリソースは外部に求めて、様々な企業同士が連携関係を築いて行く中に、今後の日本の新たな可能性が見出せるものと思います。事業承継問題で困っている中小経営者も多いと思います。その様な閉塞感漂う中小企業も新たな活路を見出せるでしょう。


様々な中小企業が個性豊かに事業を営んでいる風景を思い描きますと、社会にとっても非常に多様な活力ある魅力的な街が形成されることになると思います。その様な地域を支える中小企業を元気にしていくこと、その為に各々の中小企業がゆるやかに連携しながら新たな事業を創出させていくことに傾注していければと考えております。


本年もよろしくお願い致します!
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