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ディベロッパーの役割り!

皆さん、おはようございます!
松本のお客様の会社で、オーバー50の会ならぬ50歳以上の方々との吞み会に参加してきました。とても濃~い話しに花が咲き、1軒、2軒、3軒と夜の松本を呑み歩き、気が付けば時計もAM5時少し前を指すころにようやくお開きとなりました。



南町田のグランベリーモールもリニューアルオープンしたようで、是非とも訪れてみたいと思います。2000年4月に東急(=旧東急電鉄)が開発した施設ですが、20年という時の経過にともない、そこに住まわれる人々の街の様相も大きく変わり、駅前周辺地域の再開発の必要から、商業施設を含めたリニューアル工事を進めていたものです。


時代とともに街に求められる機能も変わるもので、それを少しずつ手直ししながら住みやすい街に変えていくことも必要なことでしょう。特にこれからの時代は、建物といったハードウエアの建て替えに主眼を置くのではなく、希薄化しつつあるコミュニティというソフトウエアを創出すべく、それに必要な施設を街に配して行くことが大切でしょう。


その様な視点が、これからの街づくりを司るディベロッパー(=不動差開発業者)には必要だと思います。このグランベリーモールでいえば、東急がディベロッパー機能を司っているわけですが、この東急も電鉄事業を子会社化してディベロッパー事業を中核事業として位置付けていくことからも、これからの街のリノベーションの必要性が窺い知れます。


ひとえにデベロッパーといいましても、一般的にはその役割や機能といったものは分かり難いと思います。例えばマンションディベロッパーというと、マンションを造って販売する会社というイメージを持たれると思いますが、実際にはディベロッパーが建物を建てるわけではなく、建物の建設はゼネコンと呼ばれる建設会社に発注して建てて貰います。


それではディベロッパーとは、どの様な仕事をする事業者なのでしょうか。その本質は、街や地域の時代とともに変わり行く過程を捉えて、そこで生活する人々がこころ豊かに営んでいけるように、不足している機能を創り出すべく街や地域のあるべき姿を企画、計画(=マスタープラン)し、その構想を実現して行くべく関係者との調整を図ります。


街づくりの関係者といいましても、その地域の不動産所有者から、行政、設計士、デザイナー、都市計画の識者、建設会社、テナント、施設オペレーターなど、挙げたら切りがありません。各々が事業者として街づくりに関わっていくという意味では、その事業行為を法律面、財務面から大局的に人間関係をコーディネートして行く立場であるといえます。


いままでの時代はどちらかといいますと、右肩上がりの経済成長下で、プロダクトアウトの発想でハードウエアを造れば多くの人が集まって来ました。しかし、これからの時代は、そこで生活や事業を営む主体の視点に立って、どの様な意味性を兼ね備えたソフトウエアを創るかというマーケットアウトの発想が強く求められると思います。


産業中心の効率的で機能的ないままでの街並みを、地域の歴史性、文化、自然環境などにも配慮した人々が主体の街並みへと変えていく必要があるでしょう。そこで営む人々が、笑顔で、こころ豊かに暮らせる、創造力に富んだ街並みです。その様なイノベーティブでスケールの大きな役割りが、これからの新しいディベロッパーに求められるでしょう。


今日もありがとうございます!
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