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コミュニティデザイン!

皆さん、おはようございます!
ブログを記するときにも利用するPCですが、こんなに便利なツールを誰が考えたのでしょう。何気に指でタッチするキーボードは、自らの思いのまま自由に文書を操ることができ、その巧妙さに改めて感心させられます。今の生活はPC抜きには考えられません。



コミュニティデザインという言葉を聞かれたことがあるでしょうか。コミュニティの力が衰退しつつある社会や地域の中で、人と人のつながり方やその仕組みをデザインすることであり、具体的に施設をつくるのではなく、ワークショップやイベントといった「かたち」のないソフト面をデザインの対象とすることで、コミュニティを活性化させます。


また、コミュニティとは、人々が共同体意識を持って生活を営む一定の地域、およびその人々の集団を指します。確かに、最近では希薄となった社会のコミュニティを埋めるべく、ワークショップやイベントといった催事がいたるところで開催されるようになっています。これも世の中の人々が希求している、一つの社会現象と言えるでしょう。


SNSコミュニティに飽き足らない人々が、実際にワークショップやイベントに参加して人々のつながりを求め出しています。それだけ今の社会の枠組みは、地域や企業といった長年培ってきた多くの共同体や集団を擁していますが、それが効率性という機能を追求するがあまり、その内部メカニズムとしてのコミュニティが薄らいでいると思います。


人々は、社会のサブシステムであるワークショップやイベントへの参加を通じて、社会の抱える課題に共通の問題意識を持つ仲間たちと語らい合い、各々が持つ知見を融合させることにより、また新たなひらめきやアイディアといったものを自らの知見として身につけます。その様なプロセスを提供してくれる、空間や場に関心を寄せているのでしょう。


本来、この様なコミュニティの空間や場というものは、社会のメインシステムである地域や企業といった共同体や集団で行われるべきものだと思います。戦後から高度経済成長時まではそのメインシステムが適正に機能していましたが、今ではそれが出来ないほど高度に専門的で目的適合的なシステムへとなり果ててしまっているということが出来ます。


これからの社会を活力あるイノベーティブな社会に変えていく為には、このサブシステムをサブシステムのまま留まらせておくことなく、メインシステムへと引き上げる必要があります。ただ単に、ワークショップやイベントといった非営利的な地位に留まらせておくことなく、共同体意識を通じて営利的な活動へと結びつけていくことも必要でしょう。


ここで言う営利とは、経済合理性を追求するという意味ではなく、社会に認められた共同体や集団として、自律的に社会問題を解決して行く有意体として、適正な収益を上げながらそれを構成員に分配する仕組みが必要だと思います。その共同体や集団が永続的に社会事業に取り組んでいく為にも、一定の営利性を兼ね備えることも必要でしょう。


社会に健全なコミュニティが成り立ってこそ、これからの社会に新たな展望が開けていくものと思います。本来あるべき姿は、やはりそのコミュニティが何らかの生業(=なりわい)、小商い、事業と結びつくことが理想だと思います。いまCafe’ブームですが、カフェで営まれるコミュニティもまた明日に向けた文化を醸成していくことでしょう。


今日もありがとうございます!
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