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共感資本の時代!

皆さん、おはようございます!
久しぶりに風邪をひいてしまいました。お陰さまで発熱はないのですが、喉が痛く、鼻がムズムズしています。こんなときは、強めの栄養ドリンクとバッファリン1錠を飲んで、早めに寝るのに限ります。偶には、スローペースで行動することも必要かもしれません。



共感資本という耳慣れない造語をタイトルにつけてみました。今日において一般的に資本といえば、貨幣経済の下では「お金」を指しますが、これからの時代はお金にも増して共感する人間関係、コミュニティといったソーシャル・キャピタルが重要になって来ると感じるからです。お金とは目的ではなく、生活をする上での道具にしか過ぎません。


人間が一人で出来ることには限りがありますが、一つの目的に対して共感する人々が集い一人ひとりが少しずつ一歩を踏み出せば、やがてそれが社会にとって大きな潮流となって変革を惹き起こすことに繋がります。いまの社会は多くの課題を抱えており、誰しもが問題意識を持っていますが、それを解決する術が分からないでいる現実があります。


高度に成長する貨幣経済の中で、あらゆるモノ、サービス、コトが技術的な進化によりとても質の高いところまで発達してきています。そこに至る過程では、企業、社会における様々な機能が高度に専門分化しており、社会のメカニズムとして複雑でシステマティックな分業体制がひかれ、個々人が独立した歯車として追いやられている感があります。


それまでの日本の大家族主義から、大都市に人が流入し、極端な核家族主義へと移行した変遷を見ても明らかです。最近の少子化、未婚者が増えている状況なども、その原因は個々人の価値観にもありますが、個々人の価値観を既定するのは社会の枠組みですので、この複雑化した社会メカニズムがそうさせてしまっていると考えるのは自然でしょう。


それは翻って、いまの社会は人間関係や社会におけるコミュニティを希薄にしてしまっているということが出来ます。個人主義ではありませんが、独りで行動する方が煩わしくなく、快適だという声が聞こえてきそうです。確かに、田舎暮らしにおいてご近所さんに干渉されながら生活するよりも気楽ですが、失われたものへの留意も必要です。


今後の少子高齢化社会においては、地域コミュニティにおける相互扶助的な関わりも必要になって行くことでしょう。いままでの様な、全国一律なお金のばらまき的な行政サービスとして社会福祉を維持して行くことには限界があると思います。地域毎に住民参加型のサービスの枠組みを整えなければ社会を維持して行くことが難しくなるでしょう。


これも社会の課題の一側面ですが、一番大切なのは人々が関係を持ちコミュニティを形成することにより、一人の人間が自らの経験知として内在している暗黙の知識を周囲の多くの人々と共有してコミュニティの中で合意形成された形式の知識として昇華させて行くことにこそ、新たな知識の創造を通した課題解決に繋げることが出来るからです。


その様な知識の融合を効果的に行うためには、それ以前の問題として人々による共感が成り立っていることが大切です。いままでの社会は、産業技術面での知識創造に重きを置いてきましたが、これからの社会では、社会の仕組みを創る上での知識の融合が大切になります。それを実現する原動力が、お金ではなく共感という社会資本だと考えます。


今日もありがとうございます!
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