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地方での副業!

皆さん、おはようございます!
久しぶりにM&A案件の支援を行っています。事業外形から判断すれば単なる外食店舗なのですが、その事業を立ち上げるまでに込められた事業者の思い、それらを実現するために蓄積したノウハウを包含した暖簾を如何に見い出してあげられるかが醍醐味です。



都会の大手企業で働く会社員に対し、地方での副業を紹介するサービスが増えているそうです。40~50歳代のIT(=情報技術)や財務などの管理職の応募が増えており、大手企業で培ったスキルに期待する地方の中小企業が多く、人手不足を解消する切り札として、地方での副業が広がりを見せ始めているようです。


翻って、私も3年以上前から松本市のとある中小企業に月1~2度ほど訪問し、経営に関わる企画や管理といった仕事に取り組んでおり、その意味では地方での副業?に先鞭をつけているとも言えないこともありません。必ずしも本業として企業に勤務している訳ではありませんが、地方企業における副業的な働き方がご参考になればと思います。


いま私の実感として、確かに地方の中小企業では生産やサービスを提供する現業職に就く人財が社員の大方を占めており、企画職や管理職に携わる人財がほとんど存在しないというのが実情だと思います。もともと中小企業には管理系に携わる人財は少なく、それらの職種に携わる人財の主戦場は大手企業に固有のものなのかもしれません。


企業が創業してから辿る成長過程において、間接部門を手厚くすることにより企業耐性を強くすることが出来ます。また、また成熟期を迎えた多くの大手企業においては、その間接部門をIT(=情報技術)により合理化を進めているのが現状ではないかと思います。労働市場において、この管理部門の人財需給に隔たりが起きているといえます。


地方経済において、人口流出により経済低迷が進んでいるとだけ見るのは早合点で、それ以前の問題として、今までのやり方でただ単に機能性を追求した商品を提供し続けているところに無理があり、やはり商品の意味性が問われ出していると言えるでしょう。むしろ生活と仕事が密着した地方の方が、都会よりもそれが鮮明であるようにさえ感じます。


その様な経済環境の中で地方の企業も変わって行かなければならないのですが、それを行う企画職、管理職、IT職の人財が不足していることが否めません。別に正社員という立場でなくとも良く、中小社長の相談相手として顧問的な立場で企業全体を俯瞰しながら、要所要所で実務に関わって行ければ良いと思います。


私の場合、1~2泊で訪問するのですが、社長とのベクトル合わせ、役員会等への出席、管理部門とのミーティング、新たに立ち上げた部門とのミーティングに費やされています。夜は夜で、社員の方々との懇親会を行い、良好な人間関係を作るよう努めています。
出張時に気が付いた実務の仕事は、東京に持ち帰ってリモートワークという感じです。


最初の頃は、財務数値や業務進捗といった業務の可視化を目的とした仕事でしたが、継続して通って参りますと、その企業の経営課題がいろいろと見えてくるものです。大企業での仕事は異なり、経営目線で非常にフランクな人間関係の中で仕事に携われることが醍醐味かもしれません。その様な立場に身を置いて、都会を眺めるのもまた勉強になります。


今日もありがとうございます!
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