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起業家向けシェアハウス!

皆さん、おはようございます!
台風が立て続けに発生しますと、誰しも異常気象を感じざるを得ません。異常気象は、大気中の温度が上昇しているところへ、上空に寒気が流れ込むことにより大気が不安定になるからだと言われています。やはり温室効果ガスが多分に影響しいるのでしょう。



三井不動産は、起業家同士が生活をしながらアイディアを共有できるシェアハウスの展開を始めるそうです。起業家を支援する事業を手掛けるプロトスター(=東京都)と連携し、2021年3月期以降に東京都内で第1号物件を開業する計画です。優秀な起業家を支援して早くから囲い込み、将来の有力な入居テナントに育成する構想を持ちます。


日常生活を共にする空間を提供することで、同じ境遇の起業家が互いに知識や考えを共有することにより、新しいアイディアや考えを生まれ易くし、イノベーションが起り易い環境を創ることを狙いとしています。先日も、三菱地所がコ・リビングという新しい概念の入居者の交流を促がす仕組みを取り入れた共同住宅の計画を公表したばかりです。


米ウィーワークをはじめとする企業が展開するコ・ワーキングスペースもそうですが、最近の不動産施設は単に洗練されたハードウエアーを提供するのみならず、その施設のソフトウエアを特徴づける運営面を充実させ、施設としての意味性を高めているところにあります。それが時代の要請でもあり、一つの方向に収斂しているように見えます。


それは、起業家向けシェアハウス、コ・リビング、コワーキングスペースは共に、そこに集う人々が、互いに構えることなく気楽に交流する仕組みづくりに注力しています。そこに入居する各人が自らの経験を通して蓄えて来た、未だ言葉にして他者に説明が出来ない暗黙のアイディアや考えといった知識を交流を通して可視化していく過程が必要です。


そのような暗黙のアイディアや考えは誰しもが内面に蓄えているものですが、それを具体的に実現していく為には、他者に受け入れられる必要があります。暗黙の知識の段階から、何らかの価値観を共有する人々と交わり、良い意味での評価・指摘を受けながら、やがてそのアイディアや考えは、周囲の人々と共有する顕在化した知識へと移行します。


個人が持つアイディアや考えを社会に知らしめ認知されていくプロセスは、偶然の成り行きによっても起きるかもしれませんが、将来が不透明な社会においては、それをより効果的に図っていく為の建設的なコミュニケーション技術、コミュニティ運営技術として、能動的に受け止めていく必要があるでしょう。そこに目を向けたのが不動産会社です。


不動産会社の意義も、いままでのハードウエア開発一辺倒の街づくりや都市開発から、街の仕組みや社会システムといったソフトウエアを新たにリノベーションしていくコーディネーターとして再定義する必要があると思います。縦割りとなった社会の仕組みに横割視点で意味を持たせられるのは、利害調整することに長けた不動産業界の役割りでしょう。


人の心のつぶやきに耳を傾け、それが意味するところを真摯に受け止め、共感を深めていく社会。その為には、価値観を共有する者同士が安心して自らの考えを表現していける場が必要になります。17世紀中ごろよりカフェ文化が栄えた欧州では、多くの芸術家を輩出しています。きっとCafe’が文化を醸成する役割りを司っていたのでしょう。


今日もありがとうございます!
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