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愚直に財務を極めるということ!

皆さん、おはようございます!
今日は、これから横浜に向かわなければなりません。あまり行き慣れない場所へ訪問する時は、やはり時間の余裕を見て行動したいものです。そんな時にヤフーの経路検索を利用しますが、一昔前には考えられなかった便利なツールだと思います。



財務の仕事といいますと、企業内で財務部が司っている会社の資金計画を把握しながら、適宜必要な資金を金融機関から調達することが一般的に理解されているところではないでしょうか。上場企業のように、企業価値最大化の観点から株価政策に注力している会社では財務戦略とか、財務企画といった領域にまで及び、専ら経営企画室が司っています。


本質は、企業内の各事業を循環する血液としての資金が滞りなく円滑に流れているか絶えずモニタリングすることにあると思います。資金の循環が悪くなっている事業があれば、その理由を探し当て必要な手当てを行わなければなりません。また、新たに事業を始めるのであれば、計画通りに資金が循環するのかを見極め、投資判断を行う必要があります。


普遍的な財務数字を媒介として事業を語るという意味では、曖昧性のない非常に端的なツールを商売道具としており、会計などの周辺領域にも精通していなければなりません。最近では、様々なファイナンス技法も充実しており、資金の利活用に際しては初期の期待とそれにともなうリスクを計量的に推計し、判断材料とすることもできます。


ただし、そんな財務においても気を付けなければならないことがあります。事業の表面的な数値を机上ばかりで絶対視するがあまり、その数値の本質であるはずの現実の事業をリアリティをもって浮かび上がらせる力が弱くなっていることです。事業を司っている人間がなしている行為、それを手助けする機械等の状況にまで目配せすることが必要です。


数値というのは一つのデータの集積に過ぎません。それを生かすも殺すも、やはりどれだけ現実の現場を理解しているかに尽きます。現場で五感を通して理解した経験を拠り所として、単なる数値から想像力を働かせ現実をイメージする作業が不可欠です。その意味で、数字とは言葉では曖昧になりがちな説明を端的に表現する便利な言語といえます。


どれだけ数字で経済事象を端的に表現できるかは、どれだけ事業の奥深くまでを把握し、また数字で表現する際に必要な文法を理解しているかに左右されることになります。そこまで自らの技術力を高めた上で、はじめて会社経営という実践の場で生かすことができるでしょう。財務はあくまでも経営にあたっての方法論にしか過ぎません。


ところが現在の社会、企業においては、あまりにも個々の仕事が高度に専門化、分業化され過ぎているため、数字の背後にある生々しい現実に目を向けることなく、数字という上っ面の机上の空論に終始してしまっています。それでは、社会や企業を変革していくことはできないでしょう。必要なのは、それらをどう変えていくかという構想力です。


社会との関わりの中で事業の意味づけを行い、それを自身の思いとして留めることなく他者に説明し表現していく方法として、広義の財務は必ずや役立つものです。これからの時代を見通しますと、もっと人間そのものに焦点をあて、どうすれば個々人が持つ知識資産としての経験知を引き出すことができるのか、そこまで思いを巡らせる必要があります。


今日もありがとうございます!
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