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まち・ひと・しごとが織り成す社会!

皆さん、おはようございます!
10月も中旬へと差し掛かろうとしています。日々限られた時間の中で、積極的に人と交わり新たな知見を得ることにより、自らのうまく言葉に出来ない将来への思いが、少しずつ具体的な目標へと置き換えられて行く過程を実感することができます。



人々に多くの仕事を提供する大手企業は、マスマーケットを相手に全国区、グローバルに事業を展開しています。国内事業者数のほんの0.3%を占めるに過ぎない大手企業ですが、労働生産人口の約30%もの社員を雇用しており、1社あたりの企業規模が中小企業に比べて格段に大きいことが窺い知れます。


そんな大手企業も創業当初は一介の中小企業であったことを考えますと、同じ企業でありながら高度経済成長とともに企業としての枠組みが大きく変容してきたと考えざるを得ません。中小企業の時には地域に根差しながら事業を営んでいたものが、規模拡大とともにそこから遊離し、特定の地域に立脚しない多国籍企業へと歩みを進めています。


地域に根差した企業であれば当然にお客様の顔が見える双方向のコミュニケーションが成り立ちますが、大手企業になると顔の見えないお客様の最大公約数的なご要望にお応えするしかなくなります。情報化社会への移行により、大手企業も技術を駆使してお客様への個別対応を図るべく模索していますが、血の通った人間関係に勝るものはありません。


必ずしも大手企業の存在を否定するものではありませんが、産業革命以降に目指してきた規模の経済を追求する時代的な流れは、安価で品質が備わったモノを人々の手に行き渡らせることにありましたが、モノを充足させた現在において新たに人々が求めていることは、人と人が交わり共感することによる心の豊かさを享受することでしょう。


人々の価値観は時代とともに大きく移り変わっていくものです。情報技術革新を契機として、これまでの誰しもが似たような価値観を持つ単一社会から、見えづらい将来に対して人々が自由に思いおもい画を描いて行く多様な価値観を認める複線社会へと変わりつつあります。その様な社会では、誰しもが自らの思いに従って創造することが不可欠です。


そして、その個々人の思いを実現していくためには、他の人と交わり自らの思いを研ぎ澄ませていくプロセスが不可欠です。価値観を共有する人々が集まるコミュニティが形成され、やがてその中から新しいモノやコトが生み出されることでしょう。SNSによるコミュニティも手軽ですが、現実のコミュニティから得られるものは大きいといえます。


また、コミュニティは人々が実際に集う「場(=まち)」を必要としますので、その意味では地域と結びつき易いものと思います。一方、仕事もいままでの大手企業から分け与えられた仕事をこなすというよりも、その企業が目的とする理念に共感する人々が集うコミュニティに自律的に参加する意味合いが高まって来ると思います。


価値観を共有する人々がコミュニティに集い、各々が思い描く夢を実現しようとする中から新たな「しごと」のあり方がデザインされていくことでしょう。地域という環境特性に順応し、それを生かしながら人々が交わりながら知的創作活動に励む姿にこそ、これからの時代に必要な持続可能な社会が育まれて行くことになると思います。


今日もありがとうございます!
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