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誰しもが稼ぐ力を身につける!

皆さん、おはようございます!
中堅企業を営む83歳になる創業者とお会いする機会があります。20歳の時に起業され63年間も事業を継続されてこられています。良い時ばかりでなく、危機的な状況に陥ったこともある様ですが、その風貌からは人生を知り尽くした強さを感じさせられます。



資本や労働力を集中させ、業務を標準化し、スケールメリットを追求する形態をもつ企業の姿は広く社会に受け止められ、それが経済活動を行う上での最良の方法であると信じられています。いまの社会は、経済合理性や効率性至上主義で形づくられていますが、それを極端に突き詰め過ぎることにも限界があるものでしょう。


人間とはその様な経済合理性や効率性といった観点にのみ従って行動する生きものではないということも出来ます。規格化し大量生産された商品を手にした時に、どことなくそれを押しつけられている様な気分にさせられた経験は、誰しもが持ったことがあるでしょう。本来、人間は創造的な動物であり画一化された枠組みに馴染まないものです。


その様に考えますと、いまの社会は人間が自らの手で創造していながら、私たちはその枠組みの中で苛まれており、もっと伸びやかでこころ豊かな生活を送っていきたいというエネルギーを高めています。その様な中、情報技術革新が最大公約数的な規格化された社会から個々人誰しもが自らを表現していく個性を認める社会への変革を促がしています。


きっと情報技術は生活の利便性を高めることに留まらず、私たちの価値観すら大きく変えていくことになるでしょう。社会の大きな枠組みの中に従属するのではなく、私たち一人ひとりが自由に個性を発揮して夢を思い描き、それを実現しようと行動していく中にこそ生きる喜びを見い出していくことになると思います。


一見、最も効率的だと思われて来た企業組織のあり方も、一つの事業目的に従って量の拡大を目指している時には最適であった訳ですが、これから益々人々の価値観が多様化していく中では効率性よりも目に見えないものを生み出す力の方が大切になると考えられます。稼ぐためのスケールよりも、人間的な感性や個性といったものが重要視されます。


稼ぐことの源泉が組織体制やシステムといったものから、人間が本来持っているものを創造する力に変わり行く瞬間に居合わせていると言い換えても良いと思います。ものを創造する力は、個々人が持っている感性、個性、経験に依拠する「夢」が拠り所になります。その夢を現実のものとしていく過程では人と人が交わることが不可欠です。


価値観を共有する者同士が互いに惹かれあう様にしてコミュニティが成されて行きます。そのコミュニティで互いの思いを語り合うことを通じて、個々人の夢が現実のものとして動き出すことになります。その様なプロセスを通じて、私たち一人ひとりが自らの夢を追い求めることにより、これからの社会が描き出されて行くことになると思います。


いままでば企業に従属し、与えられた業務に応えることによって糧を得ることができたと思います。しかし、これからは個々人が社会との関わりの中で、自らの思い描く夢を受け止めてもらうこと、またそのプロセス自体が糧を得ることに通ずるようになるでしょう。
自らのこころの扉を開け、起きている現実を素直に受け入れることが大切だと思います。


今日もありがとうございます!
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