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変わり行くワークスタイル!

皆さん、おはようございます!
先日、小江戸川越の散策を楽しんできました。仲町から蔵づくしの建物が続く通りを地元の名産品を販売するお店を覗きながら、時折みる美味しそうなものを食べながら巡る街並みは、つかの間の江戸時代にタイムスリップした様な感覚で飽きさせません。



社会の枠組みの大きな変化には、必ず技術革新が起きていると考えられます。蒸気機関の発明により産業を大量生産型の近代的生産手法へと変容させ、情報技術革新が資本集約型経済から知識集約型経済へと変容させつつあります。その間にも電力やエレクトロニクスの普及が企業における生産の仕組みをより効率的なものへと飛躍的に変化させています。


生活者の価値観を変容させるほどの技術革新は数百年に一度の周期でやってくると言われています。いま最中にある情報化社会への流れは、蒸気機関の発明以来の私たちのライフスタイルを大きく変える変革期であると言えます。いままでの企業中心社会から生活者が解放され、生活者中心社会への入り口に立っていると言えるでしょう。


技術革新により企業のあり方が変わり、生活者のワークスタイルにも変化が見られ、それがライフスタイルをも変えゆくものです。蒸気機関の発明により近代化への道を歩み出しましたが、それまでの産業といえば家内制手工業を中心とした仕事と生活が地域に密着していたと思います。それが企業に資本を集中させる方式に変化しています。


仕事は企業に労働力を集中させることにより、巨大な生産装置を効率よく動かすために必要な標準化された補助的な仕事へと変化しています。また、それまで自営業者として自宅で仕事をするワークスタイルが企業に雇用される形態へと一変しています。そして今時の情報化社会への移行が、私たちのワークスタイルをどの様に変えゆくのでしょう。


情報技術革新が時代のスピードを速め、将来が不透明な時代的な背景の中で、企業はいままでの重厚長大な歩みの遅い企業組織では明日の存続すら危ぶまれる現実があります。ピラミッド型多層構造を持つ運営体制からはイノベーションが起き難いことは誰しもが感じていることでしょう。もっと柔軟に変化できる体制に変化させる必要があります。


その為には、企業は自らの事業の目的を明確にし、働き手の創造力や構想力といった知的生産力を高めていく必要があります。働き手の自律的なワークスタイルを高めていくためには、いままでの日本型の雇用あり方ではなく、働き手個々人が自らの夢やビジョンを描き、それを実現して行こうとする活力を引き出して行かなければなりません。


一つの企業文化に従えることなく、個々人がもっと多様な価値観を受け止めながら、自らのオリジナリティ溢れる個性を高めて引く必要があります。城壁の様にそびえ立つ企業の垣根を取り払い、人々が個性を生かしながら自由に仕事が出来る社会へと移行していくことになるでしょう。雇用関係ではない新しい企業とのフラットな関係が望まれます。


その意味で、一つの企業に長年勤め続けるばかりでなく、副業制度を通じて働き手が視野を広げながら自己実現を図っていく姿は、新たなワークスタイルへ変わり行く端緒になると思います。それを突き詰めますと、将来的には一つの企業に属さず、自らの個性や能力を活かし、自己の裁量で営む事業主体として活躍する姿が浮かび上がります。


今日もありがとうございます!
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