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情報化社会における生活!

皆さん、おはようございます!
今日に至り、新しい情報化社会づくりに向けて、世の中が動き出している様に見えます。
それを意識することはないと思いますが、情報技術によりもたらされていることを一つずつ採り入れることにより、結果として新たな社会の扉を開くことになります。



IoT(=あらゆるものがインターネットに繋がること)やAI(=人工知能)といった情報技術の進展具合ばかりに目が行ってしまいますが、むしろそれによりもたらされる私たちの日常の生活習慣が変化し始めていることの方が社会に与える影響が大きいものと思います。技術革新という切っ掛けが、私たちの意識を変え、社会を変えて行きます。


情報技術革新以前には出来なかったことが出来るようになり、そのメリットを認識するようになった私たちが、また情報技術を社会の様々なところで利活用していく新しいアイディアを生み出して行くポジティブな循環過程の中に入りはじめている様に思えます。
本来、経済とは私たち生活者の手の中にあるものだと思います。


今までの工業化社会は、それ以前の労働集約型社会から人々を解放し、モノづくりの効率化という物量的な意味で私たちの暮しを豊かにしてきました。しかし、モノが満ち溢れ行き場を失った資本が企業に対して更なる合理化を催促するようになり、私たち生活者の意思を超えた論理として私たちに矛盾を感じせさせるに至っているのではないでしょうか。


その様な時に情報技術革新が興り、現在の社会の枠組みとは異なる方向へと導き始めています。そこでの社会は、工業化社会のようにコストがかからないエコな社会になりますので、資本の行き場がなくなり、いままでの様に単純な投資対効果という判断軸だけで資金が流通することなく、資本主義の考え方自体変化せざるを得なくなると思います。


行き場を失った資本のリスクハードルが下がって来るものと思いますし、いままで主に産業を中心としたお金の流れであったものが、もっと木目細かく隅々にまで流れ出るようになるものと思います。それは、フィンテック(=ファイナンス+ITの融合)の進展も、またそれを助長することになるでしょう。


それはまた、今までの中央集約型社会構造では非効率となり、地域分散型の社会の枠組みへと移行させて行くことにつながるものと思います。金融もしかり、行政、企業もその様になるでしょう。今までの社会の枠組みはマスマーケットを前提とし、そこに当て嵌まらないものは切り捨てられてきましたが、情報技術はそれを是正するものと言えます。


マスマーケットは、標準化や画一性という言葉で置き換えることが出来ると思いますが、これからの時代は非標準化や多様性が重んじられるパーソナルマーケットがあたり前になります。しかも、情報技術によりコストを掛けずにそれを可能とする社会が実現できるようになります。当然に社会はそちらに流れて行くものと考えられます。


私たち生活者は、単に情報端末機器を手にして個々人が自由に自分の好みに合う情報を受信して、また発信するだけに留まらず、個々人としての多様な個性が問われる様になるでしょう。暮らしにおいても自らのライフスタイルが重視され、同じ様な価値観を持つ人々が共感し、つながりを求めて緩やかに連携し合うそんな社会だと思います。


仕事においても、会社が持つ価値観(=理念よりももっと具体的に社会にどの様に貢献しようとしているか)に共感をもてるか否かが重要視されるようになると思います。終身雇用という考え方も薄れ、事業タスク毎に必要な人財が集まり各々が自らの専門的能力を出し合い、一つのミッションを達成して行く外へと開かれた働き方へ変化すると思います。


私たち生活者個々人が自らの価値観や多様な能力を大切にしながら、日々の生活を送り、仕事へも取り組むという意味では、オンとオフの境目がなく一体となって行くのではないかと思います。いまなぜ働き方改革なのかという問いに応えられる方は少ないと思いますが、何も残業を減らすことではなく、必然と働き方が変化して行くと思います。


個人が持つ価値観や能力をコアとしてオンとオフがシームレスになっていきますと、複業のように個々人が個人事業者のように多様な働き方をし出すように思えます。これからの時代は、生産設備を持ってスケールメリットを追求して行くことが糧を得る唯一の方法ではなくなって行くからです。工業化社会以前の労働集約型の暮しに近いかもしれません。


唯一異なるのは、労働に集約するのではなく「知識」に集約する働き方だという点でしょう。工業化社会は生産設備という装置に集約していましたが、これからの時代は知識集約型産業へと変遷を遂げて行くことでしょう。この知識には形式知としての情報ばかりでなく暗黙知をも含むものです。知識がどこに蓄積されるかという場の概念も大切でしょう。


今日もありがとうございます!
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