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未来のビジネス!

皆さん、おはようございます!
最近、夢の様な事業に本気で取り組んでいる企業が多く現れています。
今まででしたら、目先の事業について問題点を解決しながら事業を少しでも成長させて行こうとするのがあたり前の価値観であったと思います。これも時代の流れなのでしょう。



日頃、クルマの自動運転化に目を奪われがちですが、その陰で壮大な事業化の計画が着々と進んでいる様です。それは「空飛ぶクルマ」です。米航空機大手メーカーのボーイングは既に試験飛行に成功するまでに至っています。また、競合である欧州大手航空機メーカーのエアバスも、やはり空飛ぶクルマの実機試験段階に入っています。


そして、米ライドシェア大手のウーバーテクノロジーズも自動運転の小型機の開発を進めており、2023年にも空飛ぶタクシーの商用化を目指しています。これら空飛ぶクルマが実用化すれば、それこそ幼少のころテレビで見たスーパージェッターなどの未来都市が現実のものとなってしまう訳です。


一方、米ウーバーテクノロジーズに出資するソフトバンクグループは傘下の10兆円ファンド(=ソフトバンク・ビジョン・ファンド)を通じて、米自動運転宅配ビジネスを行うニューロ社に1040億円の出資を行っています。ニューロ社は米国内で自動運転車を使った食料品などの宅配ビジネスを既に開始しています。


今まででしたら、これら些か実現性に乏しいビジネスを本気で事業化する企業は存在していなかったと思いますし、いまの相対的に物事を判断する社会のなかで企業も消費者も真正面から受け止めることが出来なかったものと思います。それがどうでしょう、世界でも名立たる企業が開発投資を行っている事実を直視しなければならないでしょう。


これは一重に今という時代が、イノベーション真っ最中に差し掛かっているということが出来ると思います。その様な海のものとも山のものとも分からない未来の事業にもお金が廻りはじめていくことは、ある意味健全だと思います。この種の未来事業は、企業内や社会のコンセンサスを待っていたのでは、なかなか実現するものではありません。


300年前の蒸気機関の発明においても、おそらくそれを開発して事業化を図ろうとしていた少数の人々は、その夢物語に社会の認知を得られないなか孤軍奮闘しながら実用化に漕ぎ着けたのではないでしょうか。いまは多くの人が手にするiPhoneについても、20年前よりMacPhoneとして研究が続けられてきた逸話があります。


いま迄の社会の仕組みは、経済が安定して右肩に成長し続けて来ましたので、目の前にある事業を如何に効率良く運営して行くか、新商品開発においても全く新たな概念というよりも、既存のある商品の改良や派生的に捉えリデザインしていくことが社会一般的な了解であったと思います。でも、その様な物事の考え方からは新たなものは生み出せません。


今の時代に求められているのは、無から有を生む(=0→1)発想力に基づいて新たな事業(=仕事)を創りだして行くことです。それを具体化して行く過程では、これだけイノベーションが希求される時代においても、いままでの社会の慣習(=世の中の常識)との摩擦が生じますので、それを遣り抜く当事者の心構えと、社会の寛容さが必要でしょう。


それでも今の時代は情報技術の進展により、多様性が認められつつある世の中になってきていますので、新たにイノベーションを起こす環境が醸成されつつあると言えるでしょう。あとは、個々人が無から有を生んでいこうとする独創的な発想力と強い情熱が不可欠だと思います。それは、社会に対する感性とロジックに支えられた創造力だと言えます。


これからの社会に生まれてくる未来のビジネスは、既存の商品と情報技術が融合して新たな商品の概念を転換するもの、およびその結果生じてくる社会の仕組みの変化によるエポック(=隙間)を埋めるサービスだと思います。その中の一つが、渋滞を解消する空飛ぶクルマであり、需給逼迫を解消する自動運転宅配なのでしょう。


これらは氷山の一角であり、まだまだ顕在化していない未来のビジネスが山ほどあると思います。それを考える時に、今までの社会の慣習に捉われることなく、社会の課題を事業を通して解決する為にはどうすべきかという視点を忘れてはいけないでしょう。未来のビジネスを行うには、その商品の機能ではなく意味が問われているからです。


そして、それを実現する為には、今までの商品をマイナーチェンジする様な課題解決型の思考ではなく、内発的なエネルギーにより社会の課題を解決する独創的な思考が必要となります。いま企業はイノベーションに向けて大きく舵を切りだしています。組織文化が持つ慣習という大きな障壁に屈することなく夢を追い続けることでしょう。


今日もありがとうございます!
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