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ジョブシェアという働き方!

皆さん、おはようございます!
常日頃、思ってきたことですが、仕事というと電車に乗って会社まで通勤することが常識だと考えられていますが、仕事が居住する地域にやってきてもいいのではないかと。
そんな働き方が、もうすぐ其処へやって来きているようです。



実は、そんな働き方を提供する企業が現れはじめています。
人手不足の中、時間に制約のある主婦やシニアに自宅の近くで短時間働く仕事を提供しています。通勤時間がかからず都合のよい時間に単発でできる仕事も多く、パートタイムでも就労が難しかった新たな労働市場が創られつつあります。


企業で行われている仕事の中にある住宅地で行われる業務を主婦やシニアに依頼したり、働く場所を選ばず社外でもできる仕事を住宅地のジョブシェアセンターに集約して、近隣の主婦やシニアに紹介するといった事例です。通勤時間に要する時間を業務に費やせ効率良く働けると思いますし、なにより居住地域の活力が高まると思います。


情報社会の進展により、いつでも、どこでも電話ができる時代です。テレワークもやっと緒についたばかりですが、いままでの固定観念を覆す働き方は、主婦やシニアの遣り甲斐を高めるばかりではなく、企業戦士たちの働き方をも根底から覆す潜在的な力を秘めている様に思えます。本当の意味での働き方改革がこれから始まろうとしていると思います。


人材派遣を営むビースタイルは、求人サイト「ご近所ワーク」を立ち上げています。仕事の内容は、メーカーなどの住宅地にある顧客店舗への商品補充や商品陳列といった業務や不動産管理会社による管理物件の点検業務などです。従来、自社の社員が移動時間をかけて行っていましたが、生産性向上の観点からアウトソーシングが増えているようです。


固定日時では就労が難しい主婦やシニアが単発で業務を請け負う形となっており、一日の中で都合の良い時間だけ働くことが可能です。商品陳列なら時給2000円程度とパートタイマーよりも高報酬の求人が多い様で、月に1000件ほどの求人に対して応募が2000人近いこともあるそうです。


人材派遣のパーソルテンプスタッフでは、東京多摩地域他2拠点にジョブシェアセンターを設置しています。ジョブシェアセンターとは、育児や介護などの事情により就業時間が限られる方が、都心部へ通勤することなく職住近接で働ける拠点であり、週5日フルタイムでの勤務はもちろん、限られた時間や日数での就業も可能となっています。


複数の業務の中から適した業務を切り分け、組み合わせることにより、PCを使わない封入・仕分け業務から、専門知識が必要な入力・審査など、スキルや経験に応じたさまざまな仕事を用意されています。センター内に学びのスペースを創設し、社員がスキルアップをはかり、遣り甲斐や成長実感を持てるようになっています。


スキルシェア(=シェアリングエコノミー)のエニタイムズは、地域に住む個人同士が料理や掃除といった業務(=家事)を手伝ってくれる人を募集するプラットフォームを提供しています。登録者は5万人ほどいらっしゃるようですが、最近では個人だけではなく企業が求人に使う例が増え1割を占めているそうです。


中小企業が繁忙期の短時間の事務作業を近所や沿線の女性やシニアを対象に求人するといった事例が増えているそうです。その他にも、約40万人の主婦会員向けにクラウドソーシング求人を紹介するうるるでも、スーパーの価格調査や住宅地など広い地域に点在する不動産などのメンテナンス業務など、近所に少し出かけて働く仕事が増えています。


人手不足を背景として、この木目細かいジョブシェアが行われるようになっています。
今までの労働市場でしたら、企業がそこまで業務を切り分け求人を行うことはありませんでしたし、求人情報ももっとマスマーケットを対象とするものであったと思います。
それが、働き手の居住地を起点に仕事を捉え直しているところに時代の変化を感じます。


この主婦やシニアを対象とした居住地でのジョブシェアは、もっと市場が拡大して行くことでしょう。その先には、いわゆる正規社員と言われる働き手の仕事についても、タスク毎に業務が切り分けられ、それを効率的に運用することにより、在宅勤務が行いやすくなると思います。それ以上に、企業と働き手のあり方が多様化して行くものと思います。


もしかすると新たに事業を立ち上げる時にも、様々なバックグラウンドを持つ人財によるジョブシェアの方が上手くいく可能性もあります。働く場所と居住地が接近することにより、地域コミュニティが活発となり、居住する街の未来が明るく豊かになる様に思えます。その様な中から、小商いとして新たな事業を興す人々も増えてくることでしょう。


今日もありがとうございます!
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