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全体最適を取り戻す!

皆さん、おはようございます!
今朝は曇り空ですが、外気は生温かく今日も暑くなりそうですね。
暑い中外出をしていますと、それだけで体力が奪われていくのが分かります。
夜は早めに寝て、体力を回復させるのに限りますね。



最近、生業(なりわい)に目が留まっています。いま風の言葉で言い換えれば小商い(こあきない)ということになるのでしょう。生活を営むための仕事。お客様との遣り取りを大切にし、糧を得るために自らの五感をフルに稼働させて生活を楽しみながら、何らかの商品を少量ながら生み出し提供して行く姿がそこにあります。


それに対して、現在の仕事観は、良い大学に進学して良い企業に入社して、その企業文化に通用する専門性を身につけながら、企業の為に働く。私生活と職業生活が分断されてしまっています。企業が中央集中型のヒエラルキー組織に向かえば、その中での仕事はますます効率化を求めて専門化、標準化が為されて行きます。


日本の社会がこの様な企業での仕事観をあたり前とするようになったのは、戦後高度経済成長を経たこの40~50年のことであると言えます。それまでは、生業で生計を立てている方々の占める割合が非常に高かったということができます。映画ALWAYS三丁目の夕日で描かれている情景があたり前の世の中だったのですね。


そして、デジタル社会の到来により、メルカリやAirBnBのようなシェアリングエコノミーと言われる事業のあり方が興隆しはじめています。そこでの仕事は、消費者と生産者との関係が曖昧となり、独りの消費者が商品を提供出来る立場でもある生産消費者(=プロシューマ)と言われる、新たな生活ないし仕事の形が生まれつつあります。


企業は、官庁の描く経済政策に則り、日本の経済にとって優先して育成すべき産業への重点資源投下、資本投下を受けて、自動車産業、家電産業をはじめ世界でも戦える企業規模にまで成長してきた歴史があります。しかし、企業は何れ頭打ちとなる消費需要を満たしてしまえば、未来永劫、企業成長を維持することは難しくなる現実があります。


企業を成長させ経済成長が続けば、翻って個人の所得も増加して好循環を齎すというマクロ経済のモデルは、社会にモノが行き渡っていいなかった時に通用する政策であり、いくら日銀がゼロ金利政策を継続したところで、デジタル社会で世の中の仕組みが変わり行く中では、過去の成功体験にしか過ぎないものと思います。


デジタル社会の中では、企業ではなく生活者が主役となることは間違いありません。個人が人間性を取り戻し自分らしく生きて行くと言ったら、少し前の社会規範の中では批判を受けてしまいそうですが、働き方改革然り、単純業務へのAIによる代替然り、人間が人間らしく生きて行くことを模索する時代です。


これからの企業は、必ずしも生活の安定性を保障する存在ではなくなります。デジタル社会の中で、いままでの成功体験がその後も続くとは考えられないからです。変革期においては、モノづくりの様に中央集中型のヒエラルキー組織で、専門的に標準化された分業体制では、会社を変革していくことが難しいと考えられるからです。


いままでの社会は、政策という明確な方針に向かって、規模の経済と効率性を追い求めることに全力を注いできましたが、これからの変革の時代に、誰もが理解できる明確な目標を打ち出すことは難しいと言わざるを得ません。ただ一つ言えるのは、人間として気持ちの良い、楽しいと思うことを行った結果として、次なる社会がデザインされるでしょう。


いまの社会の仕組みは、効率性を追求するが為に行き過ぎた部分最適と化しており、全体観を持って世の中を俯瞰し、自分達にとって相応しくないところを改善して行くことが出来ない機能不全に陥っていると言えます。これからの時代に相応しい全体最適を目指して行くことが必要なんだと思います。


これからの社会を迎えるにあたって、企業が異業種と連携せざるを得なくなっていること、ビジネススクールで専門知識だけではなくリベラルアーツに力を入れ始めていることなど、社会が変わり行く兆候を至る所で見て取れます。元来、専門技術のルーツを辿ると芸術に行きつくことを考えれば合点がいくと思います。


企業主体社会の中で、企業に雇われて働くことがあたり前の様に思われていますが、それもこの40~50年の間に定められた慣習にしか過ぎません。いまの時代にあって、多くの生活者が生業、小商い興味を持っていると思います。それは、人間が持つ本能であって、行き過ぎた機能分化に素朴な疑問を持っているからだと思います。


今日もありがとうございます!
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