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プロとしての道を育む!

皆さん、おはようございます!
GWも早くも最終日、見事な行楽日和が続いたと思います。
思い思いに好きなことを行って英気を養ったのではないでしょうか。
この期間中の捉われのない気持ちを大切にして、明日からの非日常を楽しみましょう。



マリナーズのイチロー選手が会長付特別補佐に就任したようですね。
18年前に米国に渡り、米大リーグで歴代21位の3089安打も放ち、マリナーズで二人目の野球殿堂入りが期待されるイチロー選手の功績には本当に素晴らしいですね。
50歳まで現役を目指しているイチロー選手の気持ちはどの様なものなのでしょうか。


野球という一つの道を一途に極めて行く姿に、誰しもが感動と称賛を抱いているものと思います。単なる職業としての野球を超越し、寝ても覚めても野球が好きでなければ心・技・体を一致させたアスリートとして磨きあげることは出来ないものと思います。
好きなことを追い求める自由がある半面、孤高の重圧も凄まじいものなのでしょう。


イチロー選手としては、現役のまま会長付特別補佐に就任し、来期以降も現役生活の道が閉ざされた訳ではないので、来季以降のスタメン出場に闘志を燃やし、甘んじて受け入れたのではないでしょうか。米大リーグで現役の道が閉ざされない限りは、日本球界へのカムバックもないのでしょう。プロとして徹している姿が眩しいばかりです。


もう一つの日米関係のトピックスとして、米ゼロックス社経営権を巡る同社大株主であるカール・アイカーン氏と富士フィルムとの熾烈な遣り取りが混迷を極めて来ました。
富士フィルムによる米ゼロックス社買収交渉に対して、カール・アイカーン氏がニューヨーク州上級裁判所へ差し止め請求を行ったことに端を発しています。


富士フィルムによる株式の買収価格を不服として、買収提案に賛同する米ゼロックス社CEOら現役取締役7人が退任する一方、買収に反対するアイカーン氏らが推す6人が新たに取締役として就任する和解案が一時は成立するかに見えました。結果的には、現役取締役7人の足並みが揃わず、和解案が失効しています。


このまま進みますと、訴訟を継続して判決を貰うか、株主総会を開催して直接株主から審判を受けるしか進むべき道がないわけですが、当事者である米ゼロックス社はその期間が長引けば長引くほど体力が失われ疲弊するばかりとなってしまいます。同社の現経営陣が独自の経営ビジョンを打ち出せないことが争点となっている訳です。


米ゼロックス社といえば名門といわれる研究開発型の企業であり、数々の多くの知的財産権を保有しています。ところが、現状の本業は複写機器の販売・サポートを主要事業としており、情報化社会の進展によりペーパーレス化が進む中で、同社および技術供与を受ける富士ゼロックス社(=富士フィルムの子会社)の売上が低迷しています。


富士ゼロックス社を傘下に納める富士フィルムとしても、グループ売上の大方を占める富士ゼロックス社の梃入れをせざるを得ない状況にあります。同社と米ゼロックス社を経営統合させることにより、事業の効率化を通じて事業改善を行い、複写機の周辺技術領域にある医療分野への進出を強化して行きたいという思惑がある訳です。


アイカーン氏ら現行株主からしてみれば、必要な技術力を米ゼロックス社が保有しているのに、新たな医療分野への機軸を打ち出せない現行経営陣に対して歯痒く思うのは当然のことだと思います。その新たな事業機会で享受すべき利益は、本来、米ゼロックス社の現行株主が得るべきものという主張はある意味、筋が通っているものと受け止めます。


上場企業といいますと、企業の所有と経営の分離が甚だしく進んでいますが、企業の所有者はあくまでも株主であり、経営陣は株主から委任を受けた存在にしか過ぎません。
本当に、株主が新たな経営陣とともに新たな事業展開を考えて、新機軸を打ち立てて行こうというのなら、それは本来のあるべき姿だと思います。


若しくは、アイカーン氏率いる株主らと富士フィルムがもっと歩み寄り、米ゼロックス社と富士ゼロックス社が経営統合するメリット、デメリットを充分に検討することにより、相互補完関係によるメリットがあると思われるのであれば、富士フィルムの株式をアイカーン氏らに株式交換により渡せば良いと思います。


最近、日本の企業を見ていますと、ダブついた資本力にものを言わせて海外企業を買収する事例が増えています。しかし、多くの買収案件が、本質的に事業を機能的に連携させるのではなく、表面的に経営権を傘下に納めることに留まっている様に見えてなりません。
企業であっても、ある事業領域におけるプロであるはずだと思います。


買収資金というコストに糸目を付けずに事業の連携を行うのであれば、誰にでも出来ると思います。大切なのは、如何に資本の論理に頼らずに果実を得るかが、これからの時代に問われている様に思えてなりません。規模の経済から範囲の経済に軸足を移して、エコな社会を作って行くべきではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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