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地の利を活かす「厚岸蒸留所」!

皆さん、おはようございます!
12月に入り、街なかもクリスマス一色となり、なんとなしに気持ちも急いてきます。
今日はこれから松本まで行ってきます。
さぁ、今年もあとひと踏ん張り頑張りましょう!


「厚岸蒸留所」をご存知でしょうか?
私も最近知ったのですが、北海道東部厚岸の輸入商社さんがウイスキーの蒸留所を始めるそうです。商品を発売する前からジャパニーズウイスキーの新たな「聖地」として、俄かな評判を呼んでいます。


誰もが、なんで厚岸に蒸留所なんだろうと考えると思います。
その答えは、厚岸の冷涼で湿潤な気候にあるようです。年間を通じて冬はマイナス10℃夏場は20℃という一定の寒暖差がウイスキー醸造にとても適しているとのことです。
環境や風土といった地域の資源を活かした事業の最たる例で素晴らしいと思います。


最近、ビールの販売量も頭打ちとなり、前年対比でも減少している様です。
その様な中で、クラフトビールだけはスーパーでの販売価格を見ましても、ナショナルブランドビールの価格よりも100~200円は高いですが、売れている様です。
消費者の好みが多様化していることを裏付ける一つの事例だと思います。


世界のビールメーカーは、今までの様なビール会社同士の巨大資本を投下するM&Aによるスケールメリットの追求の時代は終焉し、これからはクラフトビールの時代だと言っています。だからと言ってバドワイザーの様な巨大ブランドを傘下に持つ、ベルギーのインベブ社まで地域のクラフトビール会社の買収に乗り出しているとのことです。


いずれもアルコール飲料という食品分野の事例ですが、いわゆる嗜好品です。
これからの時代は情報ネットワークの進歩により、個人が中心の社会になって来ると日頃から思っています。このウイスキー、クラフトビールといった嗜好品が消費者から着目されている話しは、それを如実に表す良い事例かと思います。


大手企業はモノが売れないといって嘆きますが、消費者は自らのライフスタイルを充実させるコトに対しては十二分に楽しみながらお金を使っています。それは自らの好みに合う情報を探す所から始まっているのでしょう。最近では、テレビの様に一方的に提供され受け取るだけの情報には消費者も余り反応しないのではないでしょうか。


今年8月に、山梨の近藤ニットが運営する”evam eva yamanashi”に行きました時にブログにも記しました。その土地固有の歴史、風土、環境の上に、「地域」の産業や事業というものが本来成り立っている訳です。この厚岸のウイスキー醸造所もクラフトビールも地域性を貴重な事業資源としているところに共通性がみられます。


消費者は様々な方法で情報を得て、そこにライフスタイル/暮らしを感じ、自分ならではのもの、作り手や地域での生活感ある温もりを感じ取っているのではないでしょうか。近藤ニットは、ニット生産の技術を産地山梨と重ね合わせたオリジナル商品として表現し直すことにより、商品のみならずライフスタイルをも提案していると言えるでしょう。


明治維新以降、今に至るまでの工業化社会においては、中央集権型の規模の経済が社会の仕組みを規定してきました。地域の産業や事業会社も、その様なシステムの中に組み込まれてきた訳です。従来の社会の仕組みが行き詰り変容するなかで、地域の資源を活用した本来の新たな産業や事業のあるべき姿が芽生えつつある様に思います。


それからもう一点、その様な地域の資源を活用しているライフスタイル発信型事業というものは、事業そのものが観光資源となりうる。
わざわざ観光とは言わないまでも、個々人が日々の暮らしの中に非日常的な晴れやかさを発見する楽しみを求めていますので、あたり前の話しかもしれませんが。


この様に考えますと、アルコール製造、ニットー製造だけではなく、日本の内需型産業というものは、みな同じ様に地域資源を活用した事業を見える化することにより、見方を変えますと観光資源化することが出来るのではないでしょうか。これから行く松本もそうですし、先週末訪問した浪江町もそういうポテンシャルがあると思います。


日本全国のいたる地域に、景観や歴史といった観光資源に、人々の生業の証である地域事業が加わったら、消費と地域と産業が三位一体となった素晴らしい「まちづくり」が出来ると思います。その地域で個人個人誰しもが、より良い暮らしを創造していく中に、各々が交叉する地域の進むべき解を導き出せるのではないでしょうか。


今日も、ご覧いただきまして有難うございます。
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