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市民起業家のインキュベーション!

皆さん、おはようございます!
私たちが日常の会話で使用している知識は既に概念が定まった形式知ですが、人はいまだ言葉で表せない暗黙知によって行動していることが知られています。この暗黙知を気づきにより形式知まで昇華させることが創造力とかアイディアなのです。そして人間は成長します。



起業とは、なにもスタートアップと言われる特殊な人々や中小経営者が第二の創業を目指して行うものではなく、もっとまち中にあるニッチなニーズや小さな課題に向き合いスモールビジネスとして市民が課題を解決するものであって良いと思います。これまでボランティア的に取り組んでいたサービスを対価を得て無理なく継続的に行うところに意味があります。


なぜかと言えば、その結果、まちが形成され、まちづくりに資すると考えられるからです。そのようなニッチなニーズや小さな課題をスモールビジネスを通して解決を図る人々を市民起業家と定義づけることが出来ると思います。主婦、フリーランス、会社員などの多様な市民が、生活をする上で人々が困っていることをビジネスを通して解決することが大切です。


一昔前の長屋が連なる商店では、未だ大手資本による経済合理性を追求したスーパーマーケットなどなく、生活と表裏一体の店舗で店主が少しばかりアイディアを利かせて、そのまちでの生活に必要な食材や生活雑貨を販売しながら生計を立てていたと思います。その商店街に必要な共益的なことは、自治会や町会によってボランティア的に行われていたでしょう。


ところが、それら商店で売られていた商品は、地域にスーパーマーケットが進出したことから価格競争に敗れ、住民はこぞって価格が安い方に流れてしまっています。お客様を失った商店は、コンビニエンスストアという便利な店舗に鞍替えせざるを得なくなっています。そうやってまちの機能が分化していった歴史があり、界隈性のあるまちが整然としています。


では、この流れがこれからも続くかというと、決してその様なことはないと思います。時代はいつも移り変わるものだからです。なぜなら、スーパーマーケットやコンビニエンスストアという所は、バイイングパワーを利かせて規模の経済を追求する宿命がありますので、売れ筋商品しか販売できません。これからは消費が細分化して需要に応えきれないでしょう。


また、これまで自治会や町会によりボランティア的に行われてきた、その地域固有の共益サービスは、それを担ってきた人々が会社員として日中は会社という別の場所に行かなければならないので負担となってます。それをマンション管理の代行業者のように、代わりに担って貰えたらこんなに便利なことはありません。そこにスモールビジネスの機会があります。


ニッチな商品を販売したり、自治会の募金回収業務代行など、企業では費用対効果が合わず手の出せないスモールビジネスに、手の空いた時間に主婦やフリーランス、会社員が副業で携わることも考えられるでしょう。少子高齢化社会の中で、会社勤めから解放されたシニアの小遣い稼ぎとすることも考えられます。まちとしての利便性が高まり活気が出て来ます。


実現できるかどうかは、その様なスモールビジネスの切っ掛けを創るインキュベーターの役割が必要かもしれません。まちにある困った課題を見出し、スモールビジネスを担いたい方
々とのマッチングを行いながら、PR支援、拠点紹介、資金調達支援など行う必要があるかもしれません。また、ビジネスを営むのに必要なノウハウを提供することも大事でしょう。


今日もありがとうございます!
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