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CREATE LIFE!
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自らの感性に従って生きる!

皆さん、おはようございます!
朝一番の特急列車に乗り信州方面に向かうことが多いのですが、車内の様子もコロナ禍の時のまばらな乗客とはだいぶ異なり、車内放送で全車満席であることが伝えられています。ビジネスマン、登山客、インバンド旅行を楽しんでいる外国人で座席は埋め尽くされてます。



感性とはいいましても、それはアーチストの様な尖鋭化した研ぎ澄まされた感じる力を指してる訳ではなく、普通の人が日々の暮らしの中で綺麗なものは綺麗と身体の五感をフルに活用して感じる力が大切だと感じています。とかく現代人は、コンクリートジャングルの中で頭で思考を回すことばかりに慣れきってしまっており、感じ取る力が減退している様です。


なぜ、その様なことを申すかといいますと、いつまでも閉塞感漂う先行き不透明な社会に固執ばかりしておらず、もっと将来に対して希望の持てる明るい社会を描き出していく必要があると考えるからです。それでは、現時点において確立され定義付けされた言語としての形式知を人々が交わしながらコミュニケーションを図っても、新たな知識は創出されません。


人間の言動というものは、この社会において普遍化している形式知と経験を通して身体に刷り込まれた言葉にできない暗黙知によって規定されます。本来人間は、アノマリーな暗黙知によって直感的に物事を判断するものなのですが、昨今の成熟社会においては説明の出来ない言動というものが疎んじられる傾向にあり、兎にも角にも物事を論理的に説明してます。


この論理的な思考が好まれるということは、それだけ社会に新しいアイディアが創出することが難しくなっている証左だと受け止めています。先端技術などで論理の積み上げで新しい発明が見い出されている様に見えますが、実はそれもこれまでに規定された論理に新しい斬新なアイディアを付け加えることにより、立ちはだかった壁をブレークスルーしています。


我が国の教育の場面などでも、概念化された定義を教え込むことばかりを優先してしまっており、アイディアにつながる感性や直観力を磨くことを怠っていることも、教育期間を終えた後の職業人生の中で定義付けられた言葉と言葉の組み合わせによって論理的に伝えようとするから、明瞭な相互理解は図れても人間が本来が持つ曖昧な部分までは伝えられません。


企業もまた、これまで右肩上がりの経済環境の中で規模の経済を追求するため、経済合理性や効率性といった標準化を優先することが不可欠であったため、目の前の課題に対して論理的に説明できる考えで周囲のコンセンサスを得ながら解決していく思考パターンを持っていたと言えるでしょう。だから教育制度がそれに合致する優秀な人財を輩出してきた訳です。


ところが情報化社会の到来により社会の価値観が一変したと言えます。論理的思考に対比するなら創造的思考とでもいうのでしょう。これまでの蓄積してきた社会の形式知に暗黙知を採り入れて、これまでの形式知を上書きして行かなければ、将来に対して希望の持てる社会は到来しません。社会というものは固定的な概念で規定されるものでなく移ろぐものです。


変革期の中で、多種多様な経験を蓄えた知識である暗黙知に焦点を充て、その自分でも言語化できずモヤモヤしている暗黙知を客観的に俯瞰して気づきを得て形式知化することが新しいアイディアの創出につながるものであり、人間としての成長につながるのです。その様な人間の成長をビジネスのインキュベーションを通してより良き方向に導きたいと思います。


今日もありがとうござます!
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