誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

インキュベーション施設再考!

皆さん、おはようございます!
会社というものは、やはりそこで働く方々が自律的に仕事に取り組み、自ら様々な気づきを得て成長していくためのプラットフォームでなければいならないと思います。人間のモチベーションを理解しつくし、いかに幸福感を持って働ける場を提供できるかが大切でしょう。



改めてインキュベーション施設の定義を確認しますと「創業初期段階にある起業者の事業拡大や成功を支援する目的のもと、通常よりも安価な賃料で事務所スペースを提供したり、事業の立ち上げに関する専門家(=インキュベーションマネージャー)によるサポートを提供したりする施設」のことです。中でも成長・事業化を支援するソフト面の充実が大切です。


国立市で運営する「ビジネス支援プラザ」もインキュベーション施設ということが出来ますが、その対象者を創業初期段階にある起業者に限定せず、第二の創業を目指す中小経営者にもその門戸を開いている特色があります。それは目的が、地域という「まち」に根差す方々に新しい事業を創出して貰うことにより持続可能な循環型経済を育んで行きたいからです。


そしてインキュベーション施設自体が、ただ単に無機質に事業拡大や成功を支援するのではなく、その本質である事業を営む方々が多様な暗黙の知識を客観的に俯瞰することを通して
、多くの気づきを得て人間的に成長しながら、新しいビジネスのアイディアを形式の知識として事業構想に結びつけながら事業プランに落し込む有機的存在であるべきだと考えます。


最近、経済産業省などが中小企業への支援のあり方として「経営力再構築伴走支援」を謳い
、専門家が事業者に対して自分の考えを押し付けるのではなく、あくまでも事業課題の答えは事業者が持っているとの前提の下、いかにその事業者の暗黙の知識を客観的に俯瞰できる形式の知識として気づきを与えるかというサポート役に徹することに力点が置かれてます。


インキュベーションにおいても、それと同様の手法を用いるべきだと考えています。あくまでも主役は事業主体であり、インキュベーションマネージャーはサポート役に徹するべきです。その技法としてはカウンセリングにおける「傾聴」を用いるべきであり、新しく創設された資格である「起業経営アドバイザー」などの手法は最低限、身に付けるべきでしょう。


もちろん起業に必要な専門ノウハウ(=マーケティング、ファイナンス、ビジネスプランニングなど)の提供は必須です。しかし、事業を行う上で大切なことは、起業しようとする方の事業に対する思いや意志であることが本質です。難しく考えることはありません。頭で考えるより感じることであり、その意味では感受性が強い方が適しているのかもしれません。


それからインキュベーション施設自体をプラットフォーム化し、その上で様々な事業者が良い意味で切磋琢磨するコミュニティを築くことも必要だと考えます。その様なコミュニティの中から新しいビジネスが芽生えるかもしれません。それを上手く育んで行くのがインキュベーションマネージャーの役割であり、その意味ではコミュティデザインも必要でしょう。


中小企業にとり負担となるバックオフィス業務は、この施設で代行しても良いでしょう。それ以外にマーケティングやプロモーション業務も代行しても良いと思いますし、事業者が自由に利用できるオンライン販売プラットフォームを構築することで、より一層それを際だたせることも可能になると思います。事業領域は、まちに必要な機能になるかもしれません。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する