誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

社内外の線を引かない働き方!

皆さん、おはようございます!
さすがに行き慣れた出張先であっても、まるまる1週間もジプシーのような生活をしていると疲れるものです。仕事というものは本来、地域に根を下ろしその地域の人々との関係の中から生まれて来るものであることを生身で感じとりながら、機会を探しているのでしょう。



一般的に会社勤めをしてますと、自分が勤める会社の内側と外側という明確な線引きが為されるものだと思います。内側では会社内の部門を超えて自由に動き回ることが出来る免罪符が渡されるのですが、外側に対しては会社と会社の間に垣根が高くそびえ立ち、内側から外側に飛び出すことも、外側から内側に入って来ることも心理的に躊躇されるものでしょう。


内側で働く人々は仲間意識により気を許しながら協働で仕事を進めますが、外側で働く人々には警戒心を抱きなかなか協働しずらいものかもしれません。でも、それも産業革命以降の社会で企業組織という文明の利器が生み落された以後に定着してきた慣習だと考えたらどうでしょう。確かに会社での求心力を高めれば、その会社内では生産効率が高まるでしょう。


しかし、これだけ時代の変化の速度が早まれば、なんでも会社の内側に資源を取り揃え自前主義で事業を営むことはリスクばかりが高まり、俊敏な経営ができなくなるものと危惧してしまいます。一つの会社で社会で必要とされる商品を提供するにも限界があり、どうしても会社と会社の間に本来必要とされる商品のエアーポケットが出来るのではないでしょうか。


だから会社の内側と外側を隔てる垣根を低くすればというのは簡単ですが、長年にわたりピラミッド型階層組織の形態をとり慣れ親しむと、そこで働く方々の集団的な心理が働いてしまい、なかなか仮に垣根を低くしてもそこを飛び越えようとする人々はいないものかもしれません。それが現代社会の弱みであり、なかなかイノベーションが起き難い理由でしょう。


そこに社会の非効率を感じる訳です。各々の会社自体は効率的な全体最適を目指しているのかもしれませんが、社会全体で考えたら会社と会社が有機的に結びついていないことから全体最適となっていない。むしろ会社と会社同士が対峙しあってしまい非効率ばかりが目立っているのかもしれません。そこに矛盾を見出し是正していくことが社会に求められてます。


会社と会社の垣根に位置する立場だから、そこが良く見えるのかもしれませんが、会社と会社を結び付けるべく会社の中に入る障壁が必ずしも低くないことがジレンマとなります。まずは公式ルートでその会社との関係を作り、その会社の内側にいる人との良好な人間関係を創りながら、少しずつこちらが意図していることに近づけていくことが常套手段なのです。


地道な時間のかかる道のりではありますが、一歩ずつ歩み寄りながらパイプを太くして行くことでしょう。確かに互いの利害が一致して最初から急速に歩調が合うということもありますが、それは余程の幸運に恵まれた時かもしれません。大切なことは、誰しもが共感し得る公明正大なビジョンを掲げ続けることでしょう。自分がそれを信じることが必要なのです。


最近では、会社の内側にいる人々の中にも、兼業や副業という形で他の会社の内側ではなくその垣根に居ようとする人も増えて来ました。自分に出来ることを拠り所として、理想とする社会の姿を追い求め、会社の内側にいる少しでも多くの人々を結んでいくことが、これからの社会の為にも必要なことだと思います。人間と人間同士が結びつく共同体だからです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する