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青空を眺めながら思うこと!

皆さん、おはようございます!
それにしても、そごう・西武売却に関する騒動は滑稽としかいいようがありません。その元凶をつくったのは7&iホールディングであることは言うまでもありません。西武百貨店池袋店のストライキの翌日には、取締役会で売却決議を強行する有様は禍根を残すでしょう。



世の中は、音もなく着実にスピードを上げながら変わり行くことを感じています。大方はそれに気づかず、日々の環境の変化に身を委ね、先に行って振り返った時に社会が大きく変わっていたことに気付くのでしょう。現在の変化の潮流を一言でいい表すと「個性」化ということに尽きると思います。人間の欲求を満たす方向に進めば当然に個に目が向くでしょう。


これまでの社会でしたら、個人より集団の方に重きが置かれてましたが、これだけ情報技術が進展しますと情報を集団組織で収集しなくとも手軽に個人がキーボードを叩けば、自分の知りたいことを得ることが出来ます。企業であるならピラミッド型階層組織の頂点に情報を集約するという意味では優れていたと思いますが、これからはそれが足枷にすらなります。


そうなんですね。情報技術の登場によって、産業革命以降に人類の英知によりデザインされてきた社会の枠組みが音もたてずに崩れ始め、個が主体の個性を強調する社会へのパラダイムシフトの渦中にあるのです。企業組織の明文化されたハードウエアよりも、人間のモチベーションやマネジメントといったことの良し悪しが重要性を増していることから伺えます。


超マクロ的に捉えればその様なことになるのですが、ミクロ的に見れば右往左往しながら成功体験や失敗体験を糧として気付きを得ながら成長という形の変化を遂げることになるのでしょう。その両面をみつめながら、現実社会の中で望まれるもの、若しくは望まれることになるであろうことに傾注しながら、自分にできることを社会に還元して行くべきでしょう。


時代変化の端境期にある人々の不安を早く払拭することが必要だと思います。変化のプロセスはなにかとこれまで信じられてきたこれまで常識とされたことまで、ゆっくりと洗い流されていくプロセスですので、人々が不安を感じるのもあたり前でしょう。人間にはその様な不安定な環境をも乗り越えて成長していく生まれ持った機能を持ち得ているものなのです。


その様な中で着目したいのが、人間の仕事や働くことに対する変化です。具体的に言えば、人財流動化、新卒一括採用・終身雇用制度の終焉、ピラミッド型階層組織からフラット組織への変化、組織開発、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への変化、副業・兼業制度、生産消費者(=プロシューマー)など枚挙に暇がなく、すべてが個性化に向かっています。


仕事で事業再構築する場合も、財務的な観点から外科療法的でなく内科療法的にそれら個々人の価値観の多様化を意識した組織開発まで手掛けることが不可欠となっています。多くの中小役職員の方々は、自分たちが現在どこに居てどこに向っているのかが分からない状況にあります。大変かもしれませんが、自らを可視化する経験を通さないと明日はありません。


それは中小企業に留まらず、大手企業に勤めているサラリーマン諸氏にも同じことが言えると思います。自らに出来ることを踏まえて、将来に向けて社会的な使命を帯びながら何処に向って行くか、客観的に俯瞰できていないと社会という海原の中で溺れてしまいます。これまでのように集団が線路を引いてくれません。それが個性を重んじる社会の行方でしょう。


今日もありがとうござます!
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