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財務と心理の調和!

皆さん、おはようございます!
ラグビーWCが開幕してます。若い頃から球技とは縁遠い生活をしておりましたが、最近ではラグビーやサッカーなどを観戦していて、日本の快進撃にとても面白さを感じます。鍛え抜かれた肉体と精神力にチームワークが加わり、その安定した試合運びが勉強になります。



このブログでも財務と心理の見地から会社の価値を高めることを俯瞰することを心掛けてますが、最近の話題は心理に偏っているようです。会社の経済価値を測るツールとして財務は欠かせない足跡を残しているのですが、それ自体が会社の経済価値を高めてくれる訳ではありません。必要なことは会社で働く人々がいかに多くの利益=資金をもたらすかでしょう。


確かに財務の効率的資金=利益運用によって、ある程度、会社の経済価値(=株価)の改善をはかることは可能なのですが、会社というものはそれを究極の目的としている訳ではありません。これからの先行き不透明な社会において、会社はこれまでの物質文明を背景とした単調な機能性や効率性を追求するものづくりを模倣し続ける訳にはいかなくなっています。


それより、会社は新たな精神文明の到来を視野に置きつつ、社会に必要とされている新しい商品や事業を創出していくことに迫られています。物質文明では為し得なかった消費者=生活者の心の渇きを癒す新商品や新事業です。いま一度、会社は自らの社会における存在意義を再定義し直し、社会で望まれている精神的に安心できることを提供する必要があります。


会社はそこで働く人々が有機的に結びついた擬制法人ですので、それ自体が人間のように意思をもってる訳ではありません。そこで働く人々が、現代が変革期を迎えていることを認識し、会社という集団としての擬制法人にこれまでの寄らば大樹の陰として寄り添うことなく
、もっと自らの出来ること使命を踏まえた人生目標を明確にして自律する必要があります。


人々が仕事をする会社を選ぶ基準も、自らの人生目標を実現することになり得る価値観を持つ会社であるかどうかが大切になって来るでしょう。個人と会社が価値観を共有し、人々が自律的に仕事に取り組んでいる時(=ピラミッド型階層組織から大幅に権限を委譲したフラットな組織への移行が必要)に、会社としてのパフォーマンスが最大限高まるのでしょう。


その時にアルビントフラーが言う生産消費者(=プロシューマー)としての働き方に移り変わっていくものと思います。それは、会社中心の社会の枠組みの考え方が相対的に低まり、生活者中心の枠組みに移行していくと考えられるからです。これまでの社会(=特に日本では)は、個人の欲求よりも会社組織という集団の意思を優先し過ぎてきたと捉えています。


その様な社会を実現した時に、個人の幸福感も高まり、結果として会社のパフォーマンス(
=業績)も最大限高まるものと考えます。その時に財務の資本や利益を効率良く運用するという知見も生かされるのでしょう。それを現代の言葉で言い換えるなら、人的資本経営を強化していくということになります。人的資本とは結果的に人間の心理を理解することです。


人間が暗黙の経験に気付きながら成長し続け、社会に新しい価値を創造し続けていくためには、良好なコミュニティを育み、そこに帰属していることも必要です。それを暮らしの基盤である居住地域に根を下ろすことも大切でしょう。現在の1~2時間も電車に揺られて職場で仕事をするという慣習は、その職場周辺地域の円熟な発展に繋がらないと思うからです。


今日もありがとうございます!
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