皆さん、おはようございます！
自らの感性に従い思いつくまま手にした産業カウンセラーの資格ですが、それを切っ掛けとして人間性心理学やトランスパーソナール心理学など臨床心理学の世界に目覚めています。
働く人が暗黙の経験に気付きを得ながら人間として成長していくことが幸福なのでしょう。

還暦を目の前にして精神的には気力も充実しており、まだまだ若さを維持できていると思うのですが、自分の精神とは裏腹に肉体の方は流石に衰えを感じざるを得ません。医学がどんなに進歩しようと、まぁ人間の肉体の衰えを食い止める訳にはいかないので、自分の身体と相談しながら自己責任で維持すべくメンテナンスをしていかなければならないのでしょう。

精神は肉体に宿るといいますが、この精神年齢と肉体年齢のギャップを感じますと不思議な気持ちにさせられます。少し前でしたら、この精神と肉体がパラレルに年を重ねていくと思っていましたが、実際にはそうではなく、まるで肉体は精神が宿る仮の姿ではないかと感じてしまいます。肉体が朽ち果てても精神だけは後世にも形を変えて息づくのではないかと。

それから精神というものは自分が主体となった積極的な存在ではないかと考えていましたが
、様々な自然界との相互作用の中で生かされているという意味では、壮大なメカニズムを持つ精神世界から与えられたものであり、それを肉体を媒介として表現しているに過ぎないのではないかと感じることがあります。少しスピチュアルかもしれませんが生き生かされる。

その様に考えますと人間というものはこの世に生を受けたときから、与えられた天命や使命が存在するのかもしれません。自らの肉体を通して天賦の才能を磨き上げ活かしながらこの世のために貢献することが大切になります。天賦の才能を磨き上げるといいましても、それは肉体としての技術力を養うだけでは足りず、精神力をともなって完成するものでしょう。

それは結果的に、技術と精神のバランスをとりながら人間力を磨き上げることになります。人間とはとかく形式知として概念化した枠組みの中で考え、行動することが多いのですが、その様な枠組みの中で考え、行動するだけでは成長は望めません。人間として成長していくためには、数々の成功や失敗の経験の中から気付きを得て概念として定着させることです。

この経験を通して得た潜在的な暗黙の知識に気付きを与え、顕在的な形式の知識に昇華させていく過程こそが人間を人間らしくたらしめ成長させる原動力になります。この過程は、実は人間が創造力を発揮する過程と同じだと受け止めています。自分の暗黙の経験知を顕在意識として客観的に俯瞰できたときに、人間は創造力を発揮しながら成長していくものです。

社会との関係をみれば、社会を構成する人間が成長して創造力を発揮することにより社会が進歩することになります。人間としても、その時に最大の幸福感を感じるのではないでしょうか。その様な人間の気付きはまた、個人として自己内省をして深く自分自身を洞察する必要がありますが、自分独りで行うよりも他者との関係性の中での方が生じやすいようです。

これらから得られることは、人間が幸福に感じられている時こそ、社会もより良い方向に進歩しているのでしょう。だから、人間が創造力を発揮しながら自らを成長させる、より良い社会を作っていくことが大切なんだと思います。人間の生活の大部分を糧を得るための時間に費やしていますので、仕事を通して気付きを得て成長できる社会にする必要があります。

今日もありがとうございます！
https://crelife.co.jp