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精神文明の幕開け!

皆さん、おはようございます!
普段、携行利用しているスマートフォンの電源が入らなくなってしまいました。知り合いの連絡先が記録されてるだけでなく、PayPay決済が出来なくなるなどを考えると不便さが思いやられますが、如何にスマホに頼っている生活をしているかが浮き彫りになります。



現代社会は明らかに物質文明であることは疑う余地もないと思います。富や科学、巨大建築の水準が高く、個々の成員および共同体全体が物質的な豊かさを享受し欲求を満たしているからです。ただし、その物質的な欲求も、もう既にその多くを満たしており、もうこれ以上に何を満たそうとしているのか、留まることを知らない人間の欲深さに疲れも見えてます。


既に物質文明を背景とした経済成長も「成熟化」による踊り場に差し掛かっており、これからの人々は何を目標として生活をしていくべきか、先行きの不透明感が蔓延し始めており、それがまた人々の消費支出に影響しているのみならず、出生率の低下に拍車をかけるばかりか、少子高齢化という基礎的社会現象まで引き起こし、それがまた停滞感に繋がってます。


その様な社会の下、人々は少なからず将来に対する不安を意識するか否かに拘わらず、抱くものでしょう。その様な社会で人々は個々の成員および共同体全体の精神、すなわち道徳、宗教(=SFの文脈では超能力、魔法も含む)の水準を高めることを目的とする精神文明を目指すのではないかと思います。外に対して心の拠り所を求められければ内側に向きます。


例えば、暮らしに必要な生活雑貨一つを買い求める場合でも、機能性や価格の安さより、少しくらい高くとも自分の心を満たしてくれるコト消費にそのウエイトが移り始めていることを見れば分かり易いと思います。工場で大量生産されたモノよりも、生産者のモノに込められた思いや考えの見えるコト商品の方が安心感を得られるとという所にも垣間見られます。


また、会社組織においても、これまでの経済合理性一本やりであった単調な経営手法が社会で通用しなくなりつつあります。お金を稼ぐこと自体が会社にとっての目的になり得ず、そこに社会的な意味性が求められる様になりつつあることからも見て取れるでしょう。会社としての存在意義(=パーパス)を注視した経営を志向するところが増えつつあるようです。


若いZ世代が社会に出て新卒採用で入社する時代になっています。Z世代は生まれたときから情報に囲まれており、それ以前の世代に比べ個人的確立が進んでいます。情報に囲まれて育っていますので、個として物事の良し悪しを判断する眼が鋭いばかりか、意味のあるやなしや見抜くことが出来ます。だから入社早々、過半数の新入社員が辞めていくのでしょう。


未だ営利追求を目的化している会社が多いので、その意味について失望すると同時に会社の将来に対して不安を覚える若い世代が多いからでしょう。社会の現状にたいして疑問を持つ人々が増えていることは事実でしょう。自分を犠牲にしてまで積極的に社会に調和をすることなく、自分の感覚や考えといったより精神活動に近いものを選好するようになってます。


先行きが見通せない社会においては、人間として自分の内面から湧き出て来る精神性を拠り所として物事を判断していくしかないからです。逆に捉えると、長らく続いた物質文明に慣れ親しんできたせいで精神生活が弱体化していると言えるでしょう。恐らく暫くのあいだ、その弱くなってしまった精神を回復する社会としての動きが台頭してくるものと思います。


今日もありがとうございます!
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