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ベンチャー企業の創り方!

皆さん、おはようございます!
キャリアデザインシートを拝見しますと、それを作成された方がどの様な視点で仕事にあたられているのか、手をとるように分かります。自律的に仕事に取り組まれている方は、自らを知り、社会との関わりを踏まえて、どこに向かおうとしているのかが理解できています。



ベンチャーキャピタル(=VC)とは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社のことです。主に高い成長が期待できる未上場企業に投資を行い資金を投下します。程度の差こそありますが経営にも関与し、投資先の企業価値向上を図るVCも存在します。取締役会などに参加し、経営陣に対する監視・コントロール・指導を行うこともあります。


その経営に関与しながら事業を管理・コントロール・指導を行うことをモニタリングと言いますが、このモニタリングはVCによる投資だけに拘わらず、例えば銀行が融資を行った際にも、その後の融資先の動向を把握するために必要なプロセスとなります。最近は地方銀行がベンチャーデットという融資を手掛け始めていることから更にモニタリングが大切です。


モニタリングを行うのなら、ただ事業状況を確認するに留めず、もっと積極的に事業に関与しても良いものと思います。スタートアップ企業や第二の創業を目指す中小企業を総称してベンチャー企業と捉えることが出来ます。それらベンチャー企業にとって不足している経営資源は貨幣資本のみならず、それ以前の人的資本であり、益々その傾向が強まるでしょう。


事業状況のモニタリングから一歩足を踏み込んで、ベンチャー企業とともに事業を創り上げていく共創の考え方があっても良いものと思います。事業を上手く軌道に乗せていくには、それなりのコツがあります。そのプロセスを大まかに捉えれば、創業(=第二の創業を含む)時の起業準備する段階、創業後に事業を実行に移して行く段階に大別できるでしょう。


前者の段階では、まず将来に渡り揺るぎない事業を営んでいくためには、創業者としてキャリアデザインシートや経営デザインシートに躊躇せずに書き込めるくらい、自らの事業に対する思いや意志が確立している必要があるでしょう。それがなければ社会の中で事業を営む存在意義を明確にすることが出来ず、事業を実行に移した段階で揺らいでしまうでしょう。


その上で、そのベンチャー企業が進んでいくべきビジョンやビジンスプランに落し込んでいく必要があります。それがなければ資金調達すらできないものです。この段階を創業者が独りで行うには限界がありますし、だからと言って人財を雇い入れるにしても時期尚早でありそんな無駄なお金を使うのは現実的ではありません。メンター的な存在が必要になります。


首尾よく創業準備が整ったら、まずは創業者自らテストマーケティング的に事業を開始し始めて手応えを感じたら、いよいよ本格的に事業を開始する段階となります。悪戯に人財を雇い入れることは考えず、アウトソーシングできるものは外部の専門家に任せるべきでしょう
。財務周りやマーケティング以外にも、法律関係や税務、社会保険労務も大切になります。


徐々に人財が増えていけば、理念やビジョンを共有して自律的に仕事に取り組んでもらう必要も出てくるでしょう。それ以上に、これからの速度が早まる社会の中で事業を営んでいくということは、他の企業と連携し合いながらともに事業を創り出していくことが必要です。その様な事業創出をプロデュースするオーガナイザーの役割も必要になるものと考えます。


今日もありがとうございます!
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