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目利き力を活かす!

皆さん、おはようございます!
中小企業の中には経営者が存在しても、名ばかり経営者で実は自分で判断できない方が意外に多いのかもしれません。特に財務領域の話しになると、最初から構えてしまい私には分からないこと。。と高を括ってしまっている方もいます。判断の前に思いや意志が必要です。



事業を見ていますと、自然とその事業が持っている固有資源とそれがどの様に有機的に結びついて事業を構成しているのかが目に飛び込んできます。事業の枠組みというものはいわば法律の束であり、有形無形の物権、債権債務により成り立っているという見方も出来ます。経営資源として最も大切な人的資本すら雇用契約という債権債務により成り立っています。


この雇用契約一つ取ってみましても、最近では兼業・副業という考え方を導入する企業が増えており、この先にはオープンプラットフォーム型組織に企業が移行しパーパス(=企業の社会における存在意義)経営が進化していきますと、これまでの雇用契約では何かと不自由になることが想定されるため、雇用と業務委託の中間的な法制が待たれるところでしょう。


海外に目を向けますとDAO(=自律分散組織)の法的な在り方を整理して制度化する動きも僅かでありますが出現しはじめています。それら先行事例を参考にしながら、これからの企業組織の在り方を模索することも必要でしょう。少し話が横道にそれてしまいましたが、事業を見極めるとき、当然にどの様な商品を誰に、どの様な方法で提供してるかも見ます。


また、その商品を提供する市場内における競合他社の状況やそれを提供する他社には真似のできない固有のビジネスモデル(=個々の事業資源をどのような独自性をもって紡いでいるかの型)については、特にそれら情報を見て取ると自然と頭の中に立体的に描き出されるもものです。更に最近意識するようにしているのが、そこで働く方々のモチベーションです。


本格的な人的資本経営に移行する中で、人財が持つ能力を生かし切るためには、会社に強制されることのない自然発生的パーパス経営が必要であり、働く方々が自律的なキャリア意識を持つことが望ましい訳です。その様なフラットで権限移譲が進んでいる企業においては、当然にそこで働く方々のモチベーションが高まり、創造力を発揮するものと考えられます。


会社が独創性を発揮しながら機能していく為に一番大切なのは、現時点においてはパーパス経営における会社の存在意義を再認識することでしょうし、それを設定すのは会社の長である経営の役割りだと思います。この点は、企業組織としての歴史性や成熟度などにもよりますが、出来ることなら働く方々皆さんの意見が反映されていることが望ましいのでしょう。


その意味で、独自ビジネスモデルをリズミカルに駆動させる神経系として、会社と働く方々が価値観を共有するシステムが駆動しているかどうかを充分に見極めることも大切です。レーポートなど詳細に渡り纏める必要があるときは、それらを細部にわたり調べていく必要がありますが、人間の五感とは不思議なもので一見した印象が外れることは少ないものです。


この事業に対する目利き力は、これまでの経験の中で培われてきたものです。遡れば父親が商売を営んできており、幼少の頃よりビジネスに素朴な好奇心を寄せていたからかもしれません。今はまちに根差したビジネスに関心を寄せており、それら個々の事業を確立させながら、あたかも一つの事業を創出するように連携させることが、私の考えるまちづくりです。


今日もありがとうござます!
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