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持続可能なまちづくり!

皆さん、おはようございます!
直観的に物事を捉えるタイプだと思いますが、その捉えた直観についてどの様なメカニズムなのか紐解き自分なりに理解しようとします。自分の引き出しだけで理解できないことは、同じ様なことを主題とする書籍を読みながら解を見出し、自分の思考として定着させます。



人間は様々な場所で活動しているものだと思います。その活動を通して一定の場所に活力が生まれて来るものでしょう。活動とは糧を得るための営みだったり、英気を養うための余暇だったりするわけです。ただし、人間が持てる時間の殆どを費やしているのが糧を得るための場所であり、それを現代の慣習になぞらえて捉えれば職場ということになるのでしょう。


現代の職場は、そこへ行く為に通勤という行為が必要となります。都会の職場に行く為には
、地方での数十分の通勤時間とは異なり、数時間要することが殆どではないかと思います。それは、職場というものが自ら暮す地域とは乖離しており、地域に根差していないことを意味しています。会社とは、資本を集中させるために立地的に便利な所に存在するからです。


人によっては、その事実に違和感を覚える方もいるでしょうし、慣習がそうなっているのだから特に問題視することもなく日々の生活を送られている方もいらっしゃることでしょう。
考えてもみれば、高度経済成長期に地方に住まわれる多くの方(=特に若者)が少しでも多くの糧を得る為、こぞって都会という合理性を追求する場所に移動したことに始まります。


そもそも暮らしの場所というものは、寝に帰り休日に寛ぐだけでは、何も糧を得る活動をしておらず、正しくベットタウンということになります。本来の地域というものは暮らしと糧を得る為の活動の両方がバランス良く配されていなければ活力が生まれないものです。職住接近ではないですが、生産消費者が息づく地域でなければ持続する事は出来ないでしょう。


これまでの都市政策は、マクロ視点から中央一極集中させ、地方をベットタウンや生産地とした国レベルでバランスのとれた国土開発を目指してきました。その結果として、地方都市におけるヒト、モノ、カネが地域内循環しなくなり、都会に吸い上げられることにより、衰退が著しくなるという弊害が生まれるに至り、今日の社会問題と化してしまってるのです。


それを防ぐ為には、各地域で糧を得たものがその地域内で循環するコンパクトシティを目指さなくてはなりません。建物や施設というハードウエアのみを中心に配するコンパクトシティではなく、そこに資源や資本が地域内で循環している必要があるのです。その為には、役割分担で都会に任せていた事業を営むという行為を地方都市に根付かせる必要があります。


だから地域に根差す中小個人事業を再構築し、地域資源に着目した新しい事業を創出していかなければいけないと考えている訳です。その為には、地域に住まう方々が希望を持ち自律する必要があるでしょう。その様に申し上げると、大河の流れに逆行しているように聞こえるかもしれませんが、実はこれからの時代はその流れが逆行し始める転換期だと見てます。


それは、やはり第四次産業革命ではありませんが、情報技術革新が中央一極集中から地域分散の方向に揺り動かして行くからです。その方が効率が良いでしょう。資本効率が良いというより、人間が自分を取り戻し、自由に生きいきと生活ができるからです。その様なモチベーションが高まった状態の時に、人間は様々な事象を創造する本来の人間性を発揮します。


今日もありがとうございます!
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