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事業を再構築するということ!

皆さん、おはようございます!
仕事の関係で新横浜方面へ車で出かけて来ました。あまり地理勘のない新しい土地ではありましたが、カーナビに従って行ってみれば意外にも首都高新横浜ICと第三京浜都筑ICに挟まれた場所にあり、そこに新横浜アリーナや新横浜駅等が凝縮されている便利な所です。



日頃、中小企業の事業改善をサポートさせて頂いておりますが、どの中小企業も同じような状況にあり、悪化する業績に喘いでいるという印象が拭い去れません。それらの企業は、過重な過去に借り入れた融資の返済に窮してしまっており、金融機関も手を拱いてい居るというのが実情でしょう。それでも中小企業は逞しく日々の事業に邁進する力強さがあります。


企業は人なりではありませんが、特に中小企業の場合は経営者の人間的な側面が色濃く出て来るものであり、彼ら彼女らの思いや意志次第で文化、業績を如何様にでも塗り替えることが出来ます。ただ残念なことに、人間というものは過去の成功体験からなかなか抜け出せず
、井の中の蛙ではありませんが経営環境が大きく変化していることに気付けないものです。


いや気付いているのかもしれませんが、これまでの成功体験に裏付けられた自らの考えや行動が獣道に入ってしまっており、なかなかそこから抜け出せないものかもしれません。それは中小経営者だけに拘わらず、経営者をサポートするコンサルにも言えるものかもしれません。教科書に当てはめて課題分析するまでは良いのですが、物事の本質にまで迫れません。


生産性を高めるための課題を見出し、それを拠り所としてマネジメント体制を作り上げることは誰にでも出来ます。また、企業のとっての飯の種である売上を上げるために、市場分析をするところまでは良いのですが、その帰結がただ単なる営業力の強化だけでは答えになっていません。金融機関から派遣されたコンサルであるにも拘わらず、その様な考え方です。


いま企業に必要なことは、持てる事業資源の集中と選択を行い、ビジネスモデルを改編しながら事業を再構築していくことです。それは、見た目は同じ事業でありながら中身である事業構造を抜本的に変えて行く創造力が必要です。お客様のニーズが大きく変わり、多くの競合企業が台頭しているにも拘わらず、何十年も同じやり方を踏襲していては駄目なのです。


むしろ、その様な歴史のある企業の創業時の経営者の事業に対する思いや志を紐解いてみると、実に鮮やかな夢のある事業ビジョンを描き実行していたなんてことがあります。それが時を経て、事業を創り出すことよりも効率良く事業を運営することばかりに気を取られてしまい、事業がこじんまりと彩りのない魂の抜けた屋からの様な状態になっているでしょう。


事業再構築時は、その時代のお客様の声を真摯に受け止め新しい事業を生み出すことが必要ですが、併せて創業者の事業にかける思いを知りそれをどこかに散りばめ受け継いでいくことも必要でしょう。なぜなら、事業をアメーバーの様に増殖させることも可能ですが、やはりそこに企業が脈々と築き上げて来たノウハウというブランドを受け継ぐ必要があります。


どんな中小企業にも固有の事業資源があるものです。それが例えスタートアップであったとしても創業者が持ち得るノウハウ、技術といった資源と人生哲学を拠り所として、社会における自らの存在意義を明確にしながら、お客様が欲しい必要と考えている商品を知り、それを提供していくことです。思惑ではなく、実際にお客様に向き合うことが不可欠なのです。


今日もありがとうございます!
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