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大手企業のフリーランス活用!

皆さん、おはようございます!
まとまった休日に仕事をせずリフレッシュしようと考えていました。その様な時に限って突然の仕事が迷い込んで来るものです。それも某企業の事業再構築に賛同し、リスクテークしようとうする金融機関からの直々の依頼とあっては、こちらも意気に感じざるを得ません。



企業の間で、専門知識を生かして組織に属さず働く外部のフリーランス人財を活用する動きが広がってます。三井不動産や小田急電鉄は、新規事業でフリーランスのノウハウやスキルを生かし早期の立ち上げにつなげています。社内人財のリスキリング(=学び直し)も進むなかで、時間とコストを掛けずに人財活用の選択肢を広げる新たな動きが活発化してます。


その様なフリーランスの働きをプロシューマー(=生産消費者)と見ることも出来るでしょう。本来の厳密な意味でのプロシューマーとは、生産活動を行う消費者のことを示しており最も分かり易いのが農業従事者の様に暮らしの中に生産活動が取り込まれており、また生産物の一部を自家消費しているといえば分かり易いと思います。一昔前の働き方になります。


アルビン・トフラーのプロシューマーに対する概念は、それよりもう少し広い意味で捉えている様です。大手企業が商品開発などにおいて、消費者の声を反映させるべく消費者を起用することも含んでます。今日の企業中心社会において生産者と消費者が乖離している状況に対し、生産者と消費者の垣根が低くなる働き方という意味では中小経営者も含むでしょう。


法人格を持つか個人事業主という形態を持つかということとは別に、フリーランスとは正しくトフラーが言うところのプロシューマーに該当するものと受け止めています。少し前に大学を卒業したものの定職に就かない若者たちの俗称をニートやフリーランスと言っていたこともありますが、今日では専門的なノウハウやスキルによって糧を得てる方々を指します。


その意味でフリーランスとしてのプロシューマーたちが増える一方であることは、企業の経営環境がそれだけ大きく変わり始めているということだと思います。事業環境の変化の速度が早まり、社内で人財を育てるには時間とコストが掛るでしょう。それらの理由を背景として、これからも益々と外部人財の活用が更に広がるものと見通しだと考えられるでしょう。


その様に外部人財ばかりを起用していたら、ノウハウが企業に蓄積されないといった指摘もある様です。しかし、事業環境の変化が早まるということは、事業のライフサイクルも短くなることを意味してます。それは企業が人財に依存し蓄積してきたノウハウも陳腐化が早まることでもあります。全てを自前主義で揃えていたら逆に事業のリスクが高まるでしょう。


それでも、ものづくりにおける必要最低限の基礎技術は大切に社内に蓄積しておくべきであり、絶えず更新していくべき性質のものでしょう。その為には、改めて今日の企業が自分たちが何ものであり、どこへ向かっているのかを明確に定義付けすることが不可欠です。その結果、自前主義で企業内に保持しなければならないビジネス、ノウハウが明確になります。


キラリ光るエッジの利いたコア資源以外は、今般のフリーランスの専門性を活用するように社外事業者との協業によりそれを取り込んでいけば良いものと思います。これから益々に投下資本利益率(=ROIC)が重要視されるようになることとも整合性があるでしょう。だから、これからはプロシューマー社会に移行し、硬直的な雇用形態に影響すると思います。


今日もありがとうございます!
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