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起業するということ!

皆さん、おはようございます!
ビジネス支援プラザにシニア向けに健康を維持する為の体操を教えるビジネスで起業したいという方が相談に来られています。これから高齢化社会を迎える中で、どちらかといえば高齢者が社会からリタイヤしてしまったとする風潮を見直したいとする大志を抱いています。



どうして、こんなに現代社会は起業することが難しく捉えられているのでしょう。政策的に多くのスタートアップ企業を輩出し、ユニコーン企業(=時価総額1千億円以上の企業)を増やそうとする考えには賛同しますが、その施策があまりにもそれを阻む社会制度の是正に偏り過ぎているところが気になります。もっと自然体で起業できる仕組みが必要でしょう。


大手企業を除き、ゼロから事業を創り上げるスタートアップ企業に拘わらず、経営基盤が脆弱な中小企業であっても未だ起業の過程にあると思います。その両者を併せて起業することの意味を考えてみたいと思います。多くの中小企業を見ていますと、戦後に誕生した企業が圧倒的な数を占めています。それら中小企業が岐路に立たされている現実もあるからです。


戦後間もない社会はモノが不足しており、作れば飛ぶように売れた時代であったと思います
。人々は物質的に豊かな社会や暮らしを手に入れることを夢見て、少しばかり目鼻を利かせ自分に出来ることで糧を得ようと考えたものと思います。いまの大手企業の多くも戦後育ちですから、その様な中から規模の経済という波に乗ることが出来た所が残ったのでしょう。


その意味では、創業者に経営の才覚があるか否かという以前に、経済環境が多くの起業者を必要とする緩やかな土壌がそこにあったものと思います。現代の様に勤めるべき企業数にも限りがあり、今ほど起業することに対する構えがなかったものと思います。生きて行く為には食べて行くしかなく、少しばかり腕があれば取り敢えず起業の道を選択したのでしょう。


その後、企業として成長していくかどうかは、現業仕事に終始せず経営(=マネジメント)という仕事に起業者が脱皮できたかどうかに関わると思います。翻って現代社会を俯瞰してみると、そんなハングリー精神を持たずしても数多の企業が存在していますし、労働生産人口が減少していますので、取り敢えず会社に身を置けば糧を得て暮すことが可能でしょう。


その様な状況はこれからも続くと思いますが、必ずしも会社に勤めることが本人にとって幸福かどうかは別問題でしょう。最近の会社は企業としての存在意義を明確にし、そこで働く人々の仕事の目的をオーバーラップさせようとする動きがありますので、目的意識の高い社員にとっては働きやすくなると思います。ただ目的意識が高いと自立心も高まるでしょう。


必ずしも会社勤めをしなくても、可能なら起業したいと考えるのが自然だと思います。だから、昨今において副業を試みる人々が増えているのでしょう。それが漠然としてではなく、自らが社会に対して成し遂げたいと考える思いや意志が明確になればなるほど、起業に対する構えがなくなります。会社勤めをしながら起業したいというのが本音かもしれませんが。


では起業する経済環境の方はどうでしょう。消費者の需要は絶えず社会の変化とともに移り変わるものであり、現存する企業群がそれら需要に応えられているかと言いますと、それら企業が提供する商品しかないからそれで欲求を誤魔化しているというのが本音でしょう。未だ戦後体制が続く中で、時代の端境期を迎えており新たな供給が待たれていると思います。


今日もありがとうございます!
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